衝撃の突き上げがなく路面の小さな凹凸は伝わる、心地よく自信が高まる楽しさ。早くからこうしておくべきだったと後悔するに違いない!
●記事提供: ライドハイ編集部
サスペンションは経験を積まないと、善し悪しさえもわからない……そう思い込んで、関心が遠のいているライダーが多い。 ではなぜスポーツバイクが、ハイエンドモデルになるほど、高価なサスペンションを装着しているのか……それは高度なメカニズムでショックの吸収や路面追従性が段違いに良くなるからだ。
でも自分はそんなに飛ばさないし、そんな高度なサスなど宝の持ち腐れ。そう思いがちだが、実はキャリアの浅いライダーほどその恩恵をうける。
たとえば、今回サスペンションのフルメンテナンス(オーバーホール)やMEダンピングチューニングを施したモンスター796を比較試乗すると、その違いの大きさに衝撃をうける。
2011~2014年あたりにドゥカティ主力機種だったモンスター796は、正直にいって前後サスにコストをかけていない。
そのためフロントフォークは倒立タイプで剛性感はあるが、路面の凸凹が一定以上になるとハンドルへ突き上げが伝わり、キャリアのあるライダーなら確かな剛性感から気にせず走り続けるが、不安に感じるライダーはペースダウンするはず。
それがスクーデリアオクムラのMEダンピングチューニングを施したフォークだと、最新のトップエンドで装着されるものと変わらない、突き上げは抑えられ路面の小さな凹凸でバネ下が忙しく動いているのは伝わってくる。
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