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サスペンションの減衰力調整でなにが変わる? – ライテクをマナボウ ♯35

前回紹介したサスペンションのプリロードを自分の体重に合わせて調整したら、なんとなく乗りやすくなった感じがする。……というコトは「減衰力」も調整すれば、もっとイイ感じになるかも! でも減衰力のアジャスターって、妙に沢山ついているんですけど……??


●まとめ:ミリオーレ編集部 ●外部リンク:KUSHITANI LOGS

減衰力アジャスターも触ってみたい!

サスペンションのセッティングの第一歩はプリロードの調整(「はじめてのサスセッティング、 調整はプリロードから! – ライテクをマナボウ ♯34」を参照)。少し面倒だけど自分の体重に合わせて調整すると、それだけでけっこう乗りやすくなる。すると今度は減衰力のアジャスターも触ってみたくなる!

そもそも、なぜバイクにサスペンションが装備されているのか? 路面の凸凹を吸収して乗り心地を良くするのが主な役目だが、もう少し掘り下げると「つねにタイヤが路面を追従する」ために必要だからだ。もし道路の凸凹を追従できずにタイヤが路面から浮いてしまったら、車体が直立した直進時ならともかく、カーブで車体がバンクした状態だったら一瞬でスリップして、最悪の場合は転倒してしまう。そこでタイヤが路面の凸凹に合わせて上下するための「サスペンション=スプリング」が装備されているのだ。

しかしスプリングは、いったん縮まった状態から解放されると、勢いよく元の長さ以上に伸びて、そこから再び縮まり、また伸びて縮まって……と伸縮を繰り返す特性がある。ようするに路面の凸に突き上げられて縮まった後にボヨンボヨンと車体が上下してしまい、次の路面の凸凹にきちんと追従することができない。これではタイヤがグリップしないし、やはり車体が傾いた状態だったらスリップして転倒する危険もある。


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