
●記事提供: ライドハイ編集部
エンジンがかからない、そのほとんどがバッテリー上がり
IGNキーを回してニュートラル・ランプが明るくなくて嫌な予感。セルボタンに触れても何の音もしない、もしくはカチッとセルモーターが動こうとする作動音はすれど回らない……。
バッテリーは電圧が下がりすぎると、いわゆる「バッテリー上がり」といわれる状態に陥る。
このエンジンがかからない状態を何とかするには、
1)ジャンプコードというバッテリーのターミナルを挟める大きなクリップのついた電気ケーブルで、他のバイクやクルマのバッテリーと繋いでその電圧でセルモーターを回す。
2)バッテリーを外して専用の充電器へ繋いで電圧が上がるまで蓄電されるのを待つ。
まずこの選択肢しかない厄介な状況だ。昔のバイクならセルモーターは回らないが点火プラグに火は飛ぶくらいの電圧は残っているかもと押し掛けスタートを試したりしたが、いまは燃料噴射で燃料ポンプや電子制御がセットで稼働するためほぼ不可能と思うしかない。
※本記事は”ライドハイ”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
関連する記事
口金が正対していないと測る前に空気圧が抜ける タイヤの空気圧をエアゲージで測ったり、不足していたのでエア圧を足したりするとき、ホイール側のエアバルブ口金とエアゲージや空気を入れる側の口金(エアチャック[…]
様々な部品に使用されるABS樹脂パーツ。バイクのカウルなどにも顕著だが、経年劣化が進むと意外なタイミングで「バキッ」と割れてしまうことも多い素材だ。だが、さしあたり問題ないからといって放置しておくと、[…]
気づかぬうちにサビやすいメッキ加工の金属製品。こすり落とせる程度のものならまだいいが、長期間放置されたサビを手作業で落とすのは至難の業だ。そんなときにぴったりだったのが、バイクの燃料タンク用のサビ取り[…]
自分でバイクのメンテナンスを行なったり、DIYを趣味とする人であれば、一度は経験したことがあるはずの「ネジをナメる」という失敗。無理にそのまま回そうとするとさらにナメてしまい、最悪の場合緩めることさえ[…]
年間で数千kmしか走らないので、タイヤの溝は残っています。でも数えたら4年が経っていて、表面を手で触ると柔らかい感触がありません。変えたほうがよいのでしょうか? A.走らずとも劣化して滑るので、2~3[…]