鈴鹿8耐で活躍した水野涼は3番手

約3ヶ月のインターバルを感じさせないヤマハファクトリー。トップ岡本裕生、2番手中須賀克行【2024全日本ロード第5戦ART合同走行】

5月のSUGOから約3ヶ月、第5戦がモビリティリゾートもてぎで開幕。ヤマハファクトリーの2人は鈴鹿8耐に参戦していないのでインターバルが空いたが、金曜日のART合同走行では総合ワン・ツー。こういうところのまとめ方は上手である。3番手には鈴鹿8耐で活躍した水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)。


●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)

駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。

3kg減量で挑む岡本裕生が総合トップ

台風10号の遠い影響を受けてどんよりとした空模様のもてぎ。とにかく湿度が高い、加えて無風のためサウナにいるような感覚。そんなコンディションの中で総合トップは岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)1’48.423。

「1本目も2本目もトップで終えられたのは良かったのですが2本目で予定していたテスト項目を消化できずにタイムも思ったより伸びませんでした。四輪が走ると路面コンディションが結構変わります。

自分自身の調子も良いですし、この暑さの中でこのタイムをマークできたのはポジティブに捉えています。明日の予選はドライかウェットかハッキリしませんがどちらでも対応できるように準備したいと思います」

久しぶりの岡本は絞ってきた。

「はい。トレーニングで3kgくらい減りました。インターバルの間に体力づくりとテストコースでの走行を続けてバイクには乗っていましたのでその効果が出てきていると思います」

総合2番手は中須賀克行。1’48.482。中須賀も3ヶ月のインターバルが空き久しぶりのレース。コメントの第一声は「疲れました」。やはりこの湿度はライダーにとってもキツイ。

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