
阿部真生騎(あべ・まいき)/2004年東京生まれ。バイクに乗り始めたのは13歳。14歳になる頃には本格的にロードレースデビューを果たし、筑波選手権、スーパーモト選手権、もてぎロードレース、SUGO選手権に参戦。2021年には全日本ロードレースにスポット参戦。2022年は全日本ロードレースST600クラスとJSB1000クラス(スポット参戦)に参戦。また、同年にはヴァレンティーノ・ロッシが主宰する「VR46マスターキャンプ」に参加。2023年シーズンから、世界スーパースポーツ選手権に挑戦する。
前代未聞、全日本ロードレースではポイントを獲得できないまま世界進出へ
無謀な挑戦だ、と誰もが言う。
阿部真生騎(=マイキ)が、2023年シーズンから世界スーパースポーツ選手権(=WSSP600)に挑戦することについてだ。
阿部真生騎は、すでに知られている通り、NORICKこと故・阿部典史の忘れ形見。NORICKは真生騎が3歳の時、不慮の事故で亡くなってしまった。
今では幼稚園の頃からポケバイをスタートする、なんてキッズライダーが多いけれど、真生騎は13歳で初めてバイクに乗った、いわば遅咲きライダー。ダートでの初乗りからバイクの楽しさを知り、出られるレースにはどんどん出場。ミニバイクで転倒、バイクから振り落とされて鎖骨を折ったこともあったけれど、それからはどんどんバイクにのめり込んだ。
「はじめはダートばっかり走っていましたけど、いずれプロになる、それはロードレースだ、って思ってました。走っていた姿は知らないけど、お父さんもロードレースだったから」(阿部真生騎)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
岡谷雄太(おかや・ゆうた)/1999年東京生まれ。父親の影響もあり7歳のとき、ポケットバイクでバイク人生をスタート。12歳でNSF100 HRCトロフィーのシリーズチャンピオンを獲得。2016年、モリ[…]
未来のライバルとヤマハVR46 マスターキャンプに参加 ウェビック チームノリック ヤマハから全日本ロードレース選手権に参戦する阿部真生騎(あべ まいき)が、第11回目 ヤマハVR46 マスターキャン[…]
BMW Mモータースポーツ・ファミリーの一員にジョイン WGP & MotoGPで9度の世界タイトルを獲得しているヴァレンティーノ・ロッシ。2021年シーズンを最後にMotoGPを引退したが、[…]
彌榮 郡(みえ・ぐん)/2006年4月生まれ。鹿児島県鹿屋市出身。4歳からポケバイを始め、ミニバイクからロードレースへ。10歳でポケバイ日本一、11歳でミニバイク全国大会で優勝し、12歳でNGK杯を制[…]
クシタニが25年ぶりにオフロード&アドベンチャーの本格ウエアの開発に着手 以前、ホールショットというブランド名でオフロードウエアを展開していたクシタニが、25年ぶりにオフロードウエアの開発をスタート。[…]
最新の関連記事(ミリオーレ)
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
ファッションからスポーツまで。現代のバイクライフにフィット このバイクは只者じゃない−−。僕はマヨルカ島のリゾートホテルのエントランスに鎮座するトライアンフの「スピードツイン1200RS」に初対面した[…]
ライダーを様々な驚きで包み込む、パニガーレV4S 5速、270km/hからフルブレーキングしながら2速までシフトダウン。驚くほどの減速率でNEWパニガーレV4Sは、クリッピングポイントへと向かっていく[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
最新の関連記事(レース)
レース以前にサーキット入りで苦戦 前戦モビリティリゾートもてぎで見せた劇的な4位から3週間、9月12日と13日に全日本ロードレースの第5戦が大分県のオートポリスで行われた。 結果はレース1が7位、レー[…]
ヤマハが6年ぶりにファクトリー復帰! ホンダHRCが迎え撃ち、スズキCNチャレンジが挑む! 2025年8月1日~3日に開催された「”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」では、4連[…]
今のマルケスは身体能力で勝っているのではなく── 最強マシンを手にしてしまった最強の男、マルク・マルケス。今シーズンのチャンピオン獲得はほぼ間違いなく、あとは「いつ獲るのか」だけが注目されている──と[…]
本物のMotoGPパーツに触れ、スペシャリストの話を聞く 「MOTUL日本GPテクニカルパドックトーク」と名付けられるこの企画は、青木宣篤さんがナビゲーターを務め、日本GP開催期間にパドック内で、Mo[…]
欲をかきすぎると自滅する 快進撃を続けている、ドゥカティ・レノボチームのマルク・マルケス。最強のライダーに最強のマシンを与えてしまったのですから、誰もが「こうなるだろうな……」と予想した通りのシーズン[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
「世界初の量産250ccDOHC水冷4気筒エンジン」が生み出す最上の乗り味 1983年3月。デビューしたてのGS250FWに乗った印象といえば「速い!というよりすべてがスムーズ。鋭い加速感はないけど必[…]
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
地面を感じる直進安定性で日常の移動を安心快適に 決勝レース1で自己最高となる2位を獲得した第3戦を終え、全日本ロードレース選手権は8月下旬まで約2ヵ月間の夏休み。その間もいろいろと忙しいのですが、やっ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]