●レポート:中村友彦 ●写真:柴田直行 ●編集;モーサイ編集部(上野茂岐)
ガッカリするのかと思いきや……?
興味津々ではあるけれど、もう少し後にして欲しい。ロイヤルエンフィールドの新作、クラシック350の試乗レポートを編集部から打診されたとき、僕はそう思った。
何と言ってもこちとら、少し前にモーサイwebの仕事でGB350の開発陣とじっくり話をして、クリアな鼓動感を構築する手法、ロングストローク型エンジンの美点、フロント19インチとフレーム剛性の関連など、旧車的な面白さの勘所を教えてもらい、ホンダの解析技術と斬新な手法に感銘を受けたばかりの身である。
そんな人間が同じジャンルと言うべき空冷ビッグシングル、新型クラシック350に乗ったら、いろいろな意味でガッカリしそうな気配が濃厚じゃないか……。
ところが、丸一日をかけて新型クラシック350を試乗した僕は、すっかりこのバイクに魅了されてしまった。軍配をどちらに上げるかは乗り手の感性によりけりだが、ロイヤルエンフィールドの新作はGB350と同じ土俵で語れるモデルだったのだ。
※本記事は“モーサイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
【テスター:小川勤】'74年生まれ。バイク誌編集長を10年ほど経験し、'22年よりフリーに。クラシックからスーパースポーツ、市街地もサーキットも乗る。webヤングマシン姉妹サイトの「MIGLIORE([…]
『流星(METEOR)』の名を持つイージークルーザー クラシックなクルーザースタイルの中に高級感を持たせ、モダンなカラーデザインとマイルドな走りが魅力のロイヤルエンフィールド メテオ350。国際的な賞[…]
普通〜大型二輪免許を取得するまで……343,480円 ロイヤルエンフィールドのヒマラヤに乗ってみたくて、免許取得を決意したのは2021年春のこと。その詳細は「ヒマラヤに乗りたくて教習所の門を叩いた、2[…]
ロイヤルエンフィールドは空冷パラレルツインを熟成させ続ける 深緑の隙間からINT650に光が降り注ぐ。メッキパーツはキラキラと輝き、アルミ地肌のクランクケースカバーやエンジンのフィンは優しい輝きを放つ[…]
日本で発売されればGB350の強力なライバルになるのか インドのバイクメーカー、ロイヤルエンフィールド。かつてはかなりマニアックな存在で、「クラシックバイクを新車で作り続けている」などと言われた。 だ[…]