エンジンの強烈な燃焼感!

ロイヤルエンフィールド新型クラシック350は「ホンダ GB350と同じ土俵で戦える」


●レポート:中村友彦 ●写真:柴田直行 ●編集;モーサイ編集部(上野茂岐)

ガッカリするのかと思いきや……?

興味津々ではあるけれど、もう少し後にして欲しい。ロイヤルエンフィールドの新作、クラシック350の試乗レポートを編集部から打診されたとき、僕はそう思った。

何と言ってもこちとら、少し前にモーサイwebの仕事でGB350の開発陣とじっくり話をして、クリアな鼓動感を構築する手法、ロングストローク型エンジンの美点、フロント19インチとフレーム剛性の関連など、旧車的な面白さの勘所を教えてもらい、ホンダの解析技術と斬新な手法に感銘を受けたばかりの身である。

そんな人間が同じジャンルと言うべき空冷ビッグシングル、新型クラシック350に乗ったら、いろいろな意味でガッカリしそうな気配が濃厚じゃないか……。

ところが、丸一日をかけて新型クラシック350を試乗した僕は、すっかりこのバイクに魅了されてしまった。軍配をどちらに上げるかは乗り手の感性によりけりだが、ロイヤルエンフィールドの新作はGB350と同じ土俵で語れるモデルだったのだ。


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