
バイク用ブーツといえば、プロテクション機能や操作性を重視するあまり、無骨なデザインになったり、単にスポーティな仕上がりになることも。しかし、たとえばカフェレーサーやネオクラシックバイクなど、足元もマシンの雰囲気に合わせて選びたいものだ。デイトナから発売されている「DS-001 ダービーライドブーツ」は、機能性だけでなくファッション性にもこだわりたい大人のライダーにとって、有力な選択肢となる1足である。
●文:ヤングマシン編集部
MaxFritz監修による、妥協なき素材選びとシルエット
このブーツの最大の特長は、洗練された大人のバイクウェアを展開する「MaxFritz」の代表、佐藤義幸氏が監修を行っている点にある。単なるライディングギアの枠を超えたデザイン性は、ここから生まれているのだ。

メイン素材には2mm以上の厚みを持つフルグレインレザーを厳選して使用している。一般的なオイルレザーよりもさらに多くのオイルを染み込ませて仕上げられているため、しっとりとした質感があり、履き込むほどに革内部の油分が移動して独特の濃淡や味わいが生まれる。いわゆる「経年変化(エイジング)」を存分に楽しめる仕様だ。
ワイズ(足囲)はE相当とやや細身に設定されており、バイク用ブーツ特有の野暮ったさを感じさせないスマートなシルエットを実現している。それでいてソールには適度な厚みを持たせているため、レザーブーツらしい重厚感もしっかりと演出されており、所有欲を満たしてくれる仕上がりだ。
見た目はクラシック、中身は実戦的なライディング仕様
外観はオーセンティックなレースアップブーツだが、あくまでデイトナが手掛けるライディングギアであり、走行に必要な機能が随所に盛り込まれている。

まず、内側には着脱を容易にするYKK製のサイドジップを備えており、毎回靴紐を解くことなくスムーズな脱ぎ履きが可能だ。ツーリング先での座敷の店や、日常使いにおいてもこの利便性は大きい。
また、外観を損なわないよう配慮されたシフトパッドや、転倒時にダメージを受けやすいくるぶし部分を守るパッドも内蔵されている。特筆すべきはソールの土踏まず部分で、ここには滑り止め加工が施されており、ステップに足を置いた際の確実なグリップ力を発揮する。街歩きでも違和感のないデザインながら、ひとたびバイクに跨がればしっかりとライダーの操作を支えてくれる実力派である。
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