佐藤ことぶきのレース通信

絶対王者・中須賀克行、最後のレース【今週末は、ぜひ鈴鹿へ!】

絶対王者・中須賀克行、最後のレース【今週末は、ぜひ鈴鹿へ!】

明日10月24日から、全日本ロードレース選手権の最終戦となる鈴鹿ラウンドが開催される。ラストランとなる中須賀克行をはじめ、注目ポイントをわかりやすくまとめてみたぞ。


●文/写真:ヤングマシン編集部(佐藤寿宏)

会場で観ようぜ!全日本ロードレース選手権最終戦鈴鹿

全日本ロードレース選手権も残すところ10月24日・25日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される最終戦MFJグランプリを残すのみとなりました。

MotoGP日本グランプリは天気に恵まれたので、最終戦鈴鹿もカラッとドライで気持ちよく走って欲しいと思っていましたが、台風30号(アジア名:ハイエン、フィリピン名:ヨランダ)なんかが発生してしまったことで雨マークが消えたり、復活したりと、怪しい天気予報となってきました。

台風30号が発生するのは、13年振りだそうです。ホント今年は雨のレースが多いので、もう雨はお腹いっぱい。日本に近づかないで、どこかに行って欲しいものです。

前戦岡山では、勝つために勝負に出たものの無念の転倒を喫した中須賀克行。最終戦鈴鹿の2レースで全てを出し切る。

MotoGP日本GPのとき、第6戦岡山でダンロップに12年ぶりとなるJSB1000クラス優勝をもたらしたテツ(長島哲太)と、“このお客さんの十分の一でも全日本にも来てくれたらいいよね”という会話がありました。

今年の日本GPは、3日間合計で121,997人を動員。1999年に、もてぎで初開催して以来、過去最多の記録になりました。

これは負の遺産となってしまったオーバルコースをついに壊して観客席にしたり、宇都宮ライトレールとバスを組み合わせたアクセスを用意したり、運営側の努力もありましたが、何と言ってもMotoGPクラス2年目を迎え、アッセンで初優勝も成し遂げた小椋藍効果が一番だったと思います。

雨の岡山でJSB1000クラス初優勝を飾った長島哲太。ダンロップのプロジェクトは3年計画の3年目。ぜひ延長して来シーズンも全日本を盛り上げてもらいたいものです。

以前も書いたことがあるかもしれないのですが、東日本大震災後に、もてぎで開催された全日本ロードレースで土曜日だけ無料になったときがありました。そのときは、けっこう多くのお客さんが来てくれたんですね。

テツが日本GPのときには多くの方に“優勝おめでとう!”と声をかけてもらえたと言っていました。MotoGPは観戦するけれど、全日本ロードレースはYouTubeでいい、というお客さんも少なくないと思うので、そういうファンに来てもらうためにもMotoGPのチケットを買った人は、無料で全日本ロードレースを見られるようにしてもいいのではないでしょうか?

もてぎの日本GP史上最多の12万1997人を動員。世界的に見れば少ない方ですが、これだけ2輪ロードレースファンがいるのは、うれしいことでした。全日本ロードレースも観に来て~。

さて、いよいよ今週末は最終戦鈴鹿です。絶対王者・中須賀克行や名越哲平など今回のレースを最後に引退するライダーの走りを見られるのは最後になります。

JSB1000クラスには、HRCから高橋巧が、オートレース宇部から浦本修充が、ヨシムラから渥美心が、TSRからジョン・マクフィーがスポット参戦し、迎え撃つ水野涼、長島、野左根航汰、國井勇輝らのレギュラー組との戦いが見物です。

土曜日のレース1で初タイトルを決める可能性が高い水野涼。ドゥカティを走らせて3年目でたどり着く国内最高峰クラスの頂点。

ST1000クラスも羽田太河と國峰啄磨の一騎打ちのタイトル争いに、スポット参戦の阿部恵斗、鳥羽海渡がどんな走りを見せるか注目です。

HRCから2度目のJSB1000スポット参戦だが鈴鹿は初めてとなる高橋巧。マシンは8耐仕様をタンクなどをスプリント向けに小変更したものとなるようだが、確実に速いだろう。自身の持つコースレコードを更新できるか!?

ST600クラスは不死鳥のごとく熱い走りを見せる小山知良に、ゼッケン1をつける伊達悠太、逆転チャンピオンを狙う長尾健吾、松岡怜がどう挑んでいくか!? タイトル争いの行方が気になるところです。

また、あのキング・ケニーの秘蔵っ子の松平賢正が全日本ST600に初参戦! 2010年10月21日生まれで16歳になったばかりながら非凡な才能の持ち主だそうです。日本のサーキットは初走行らしいですが、こちらも楽しみな存在ですよー。

今年もアジアロードレース選手権シリーズ(ARRC)ASB1000クラスを主戦場としている阿部恵斗。成長した走りを全日本で見せたいところだ。

そして、いろいろ物議を醸しているJ-GP3クラスですが、王者・尾野弘樹は最終戦もケガで欠場。タイトル争いは、KTMを駆る高杉奈緒子と全日本5年目、このクラスでは最後となるレースを迎える若松怜との一騎打ちと言えます。飯高新悟、富樫虎太郎、知識隼和などの若手がタイトル争いをかき回す存在になりそうです。

2026年シーズン最後の戦いを観に、今週末は、ぜひ鈴鹿サーキットにお出かけください。

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