
ホンダが中国の重慶モーターサイクルショーにて、クルーザーモデルの最新版となる「CM250」および「CM500」(日本名:レブル250 / レブル500)をお披露目した。丸型デザインをそのままにフルマップナビ表示を可能としたTFTカラーメーターの採用に加え、500には「ホンダ Eクラッチ」とトラクションコントロールを初投入。先進装備を凝縮した最新モデルを紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:中国ホンダ
丸型TFTでフルマップナビ表示! ホンダ新型「CM250 / 500」が重慶ショーで登場
ホンダは中国・重慶市で開催された重慶モーターサイクルショーにおいて、クルーザーカテゴリーの最新モデル「CM250」および「CM500」を世界初公開した。日本におけるレブルシリーズに相当するモデルで、2027年式における最大のトピックは、コクピット中枢へ新たに組み込まれたΦ3.6インチの円形TFTフルカラーディスプレイだ。
スマートフォン連携システム「第2世代Honda RoadSync」との統合により、丸型画面の内部へカラーのフルマップナビゲーションを直接描画する表示機能を実現した。従来の矢印表示(ターンバイターン)から地図画面表示へと切り替わることで、走行中の視線移動を最小限に抑えながら複雑な交差点やルート情報を視覚的に把握できる利便性を獲得している。
レブル500に「Eクラッチ」&トラコン初搭載! 操作性と走行安定性の次元が進化
大型排気量モデルの「CM500」には、電子制御クラッチ技術である「ホンダ Eクラッチ(Honda E-Clutch)」が新たに採用された。発進、変速、停止の各シーンにおいてクラッチレバーの操作を自動制御する機構は、ライダーの手首にかかる操作負荷を物理的に免除する。マニュアルシフトのダイレクトな変速フィーリングを保持したまま、渋滞路や長距離走行における疲労蓄積を大幅に軽減させる設計だ。
さらに姿勢制御システムとして、「ホンダ セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」がレブル500シリーズとして初めて組み込まれた。
リアタイヤの空転状態を検知してエンジン駆動力を自動制御するシステムは、雨天時の滑りやすい路面や砂利道での後輪スリップを未然に防止する。路面変化に対する車体安定性を高め、クルージング時の安心感を機能的に底上げしている。
CM500は初の現地生産2気筒へ! 250ccモデルへの切り替えと生産基盤の強化
中国市場におけるモデル展開においては、生産体制と排気量体系の構造的アップデートが実施された。これまでCBU(完成車輸入)として供給されていた500ccモデルは現地生産へ切り替わり、ホンダとして初となる「中国生産の2気筒クルーザー」へと移行したのだ。
また、従来ラインナップされていた単気筒の「CM300」に代わり、現地生産の「CM250」が新たに投入された。エントリー排気量帯を250ccへと整理し直すことで、グローバル規模でのモデル体系との整合性と供給体制の安定化を完結させている。
日本仕様への導入は?! フルマップメーターとEクラッチの国内波及に高まる期待
重慶でお披露目された先進装備の数々は、日本国内でベストセラーを続ける「レブル250」および「レブル500」の次期仕様へ直接つながる要素だ。
フルマップ表示に対応したΦ3.6インチ丸型TFTメーターは、従来のモノクロ液晶に対して情報視認性と先進感を飛躍的に引き上げる。また、レブル500へのEクラッチおよびHSTCの標準装備化は、ミドルクルーザーとしての快適性と安全性を新たな水準へと押し上げる。
中国で発表された先進のメーターシステムと駆動制御技術が、日本のレブルシリーズへいつ導入されるのか。国内における次期モデルチェンジの発表が待たれる。
HONDA CM250 / CM500 (2026 model / CN) COLORS
【HONDA CM250】
【HONDA CM500】
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