
KGモーターズが開発を進める1人乗り超小型EV「mibot(ミボット)」が、量産とソフトウェア進化に向けた大きな一歩を踏み出した。IT・エレクトロニクス大手のアドテックと業務提携基本合意書を締結し、車載制御基板やクラウドインフラの強化を推進する。ドアやエアコンを備えた全天候型の快適性と、納車後も進化し続けるSDV構造を併せ持つ「ミボット」の魅力を紹介しよう。
アドテックとKGモーターズが業務提携! 超小型EV「ミボット」量産とSDV進化を加速
次世代モビリティスタートアップのKGモーターズは2026年10月8日、株式会社アドテックとの間でミニカー規格の1人乗り小型EV「ミボット」事業における業務提携基本合意書を締結した。
今回の提携は、親会社であるAKIBAホールディングスによる資本参加を踏まえた戦略的パートナーシップだ。アドテックが優先的サプライヤーとなり、車載制御基板の開発・製造や産業用メモリの供給、データ収集を支えるクラウドインフラ機器の供給を担う体制が構築される。
ハードウェアおよびITインフラ領域の強化は、車両基板の信頼性を底上げし、量産体制の安定化に直結する。ユーザーに対して高品質な製品を滞りなく届け、納車後のデータ連携を支える強固なバックボーンが完成したといえよう。
ドア・エアコン完備&快適1人乗り! 快適性と実用性を両立したパッケージング
ミボットの室内設計は、ドアとエアコンを標準装備した全天候型キャビン構造を採用している。天候や外気温に左右される二輪車やオープンモビリティに対し、降雨や夏の猛暑、冬の寒さを遮断する空間を完備した。ドライバーを中心に据えたセンターポジションの座席配置は、車両感覚の把握を容易にし、左右どちらからの乗り降りにも対応する実用性を発揮する。
車体後部には、最大積載量45kgを誇るリアラゲッジスペースを確保した。18リットルサイズの灯油タンク2個を余裕をもって収められる容積を持ち、日常の買い物や配送業務における荷物運搬を難なくこなす。充電システムには、J1772規格の普通充電方式を組み込んでいる。家庭用の100V 3ピンアース付きコンセントから店舗などの200V普通充電設備まで幅広く利用でき、特別な急速充電インフラに依存しない給電の容易さを実現した。
最高速度60km/h&航続100km! 街乗りにジャストな走りとSDVによる進化
パワートレインの制御には、独自の車両制御ユニット(VCU)による精密な出力制御を導入。最高速度は60km/hとなっており、幹線道路の交通流れにスムーズに合流できる動力性能を確保している。バッテリーは30km/h定地走行テスト値で100kmの航続距離を達成しており、日常の短距離移動において頻繁な充電作業を必要としない航続性能を確保している。
さらに車両全体が、無線通信(OTA)によってソフトウェアを更新するSDV(Software Defined Vehicle)である点も特長。納車後であっても制御プログラムの自動アップデートが行われ、安全機能のアップデートや操作フィーリングの改善が継続的に実施されるのだ。買い替えを伴わずに車両性能が進化し続けるため、長期間にわたってプロダクトの価値が維持される。
日本の伝統美とレトロポップの融合! ライフスタイルを彩る5つのカラーラインナップ
スタイリングの設計思想には、80年代のポラロイドカメラを着想としたレトロポップな造形と、前後対称の近未来デザインが融合している。ボディカラーには日本の伝統色や自然の色彩をモチーフとした全5色をラインナップした。明るいイエローの「Himawari」、温かみのあるアイボリー「Torinoko」、清涼感漂うブルー「Seiji」、清浄なホワイト「Gofun」、シックなグレー「Keshizumi」が揃う。
個性的なデザインとカラー展開は、単なる移動手段を超えた所有する歓びを提供する。アドテックとの提携によって確立された量産・技術基盤を足がかりに、ミボットは持続可能で快適な移動体験を街へと広げていくことだろう。
KG MOTORS mibot SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| 乗車定員 | 1名 |
| 座席配置 | センターポジション |
| 最高速度 | 60km/h |
| 航続距離 | 100km(30km/h定地走行テスト値) |
| 充電規格 | J1772規格 普通充電(AC100V/200V対応) |
| 最大積載量 | 45kg(リアラゲッジスペース) |
| 快適装備 | ドア完備、エアコン完備 |
| 制御方式 | VCU(車両制御ユニット) |
| 通信機能 | OTA(無線通信)ソフトウェアアップデート対応 |
| 車両構造 | SDV(Software Defined Vehicle) |
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