
BMWは、ヘリテイジ・ロードスター「BMW R 12 nineT」の限定モデルとなる「BMW R 12 nineT LIMITED EDITION」を発表し、販売を開始した。往年の名車を思わせるカウルや高品質なアルミ削り出しパーツを標準装備し、国内導入はわずか45台という希少なモデルだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:BMWモトラッド
伝統のボクサーエンジンを採用したロードスターがベース
本モデルのベースとなっているのは、2024年にデビューしたネオクラシックロードスター「R 12 nineT」だ。前モデルとなるR nineTから伝統的な空油冷水平対向2気筒エンジンとシャフト・ドライブというBMW Motorradのアイコンを継承しつつ、新設計のスチール・チューブラー・フレームを採用して刷新されたモデルである。
エア・ボックスの形状変更によるデザインのアップデートや、新型リヤサスペンションによる路面追従性の向上など、走りにおいても進化を遂げている。また、シフト・アシスタントProの採用や環境規制への対応も行われており、クラシカルな見た目とは裏腹に、中身は最新のテクノロジーで武装されているのが特徴だ。
R 90 Sをオマージュしたモダンカフェレーサー
そんなBMWらしいロードスターをベースとした限定モデル「R 12 nineT LIMITED EDITION」最大の特徴は、そのスタイリングにある。70年代の名車「BMW R 90 S」を彷彿とさせるフロントカウルを装着し、さらにシート・エンドにはリア・セクション・カバーを装備。
これにより、標準モデルのロードスタースタイルから一変し、スポーティかつクラシカルなモダンカフェレーサースタイルが見事に表現されている。
質感極まる「Option 719」パーツを贅沢に採用
限定モデルとしての価値を高めているのが、各所に奢られた「Option 719」のパーツ群だ。コックピットまわりでは、ブレーキおよびクラッチレバーに「Option 719 ハンドル・レバーShadow II」を採用し、ミラーにはバーエンドタイプの「Shadow」を装着して質感を向上させている。
こだわりはエンジンまわりや足元にも及ぶ。象徴的な空油冷ボクサー・エンジンには「シリンダー・ヘッドカバーShadow」を、ライダーとパッセンジャーのフットレストにも同様に「Option 719 Shadow」を装備。ブラックを基調とした引き締まったルックスが、車体全体の高級感を底上げしている。さらに、クランク・ケースのエンブレムには、本モデルが特別であることを示す「LIMITED EDITION」のデカールが追加されている点も見逃せない。
限定45台、300万円弱で販売中
気になるメーカー希望小売価格は284万6000円(税込)だ。この価格にはETC 2.0車載器も標準装備として含まれており、3年保証も付帯する。
販売は全国のBMW Motorrad正規ディーラーにて行われるが、日本国内への導入はわずか45台限定となっている。この台数は日本の正規ディーラーを通じた販売分のみの合計であり、希少性は極めて高い。空油冷ボクサーの鼓動と、往年のスタイルを両立させた特別な一台を手に入れたいライダーは、早めの行動が必要になるだろう。
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