
2025年9月で受注終了していた、SHOEIのハイエンドフルフェイス『X-Fifteen(エックスフィフティーン)』のソリッドカラー(単色)が再登場する。販売開始予定は2026年3月だ。
●文:山下剛(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:SHOEI
SHOEIフラッグシップモデルのスタンダードカラーがカムバック
MotoGPやWSBKライダーも着用する、SHOEIのフラッグシップフルフェイスヘルメット『X-Fifteen』は、2025年9月で受注を終了していた。そしてマルク・マルケス選手のレプリカモデルを筆頭にしてグラフィックモデルから生産が再開されたが、いよいよスタンダードカラー(ソリッド/単色)モデルも販売がはじまる。
2026年3月に発売予定の新たな『X-Fifteen』は、FIM規格で定められた『FRHPhe-01』をパスしたものとなっており、いわばマイナーチェンジが図られた格好だ。
設定されるカラーリングは、ルミナスホワイト(白)とマットスレートグレー(つや消し灰)の2色だ。どちらもこれまでに設定されていなかったニューカラーで、刷新されたフラッグシップにふさわしい高級感あふれるカラーとなっている。
『X-Fifteen』は、SHOEIのフラッグシップとなるフルフェイススポーツモデルだ。風洞実験と最高峰レースからのフィードバックを生かした帽体形状は、時速350km/h超の速度域でも安定した空力性能を発揮よう設計されている。これにより従来モデル(X-Fourteen)よりも、浮き上がる力を1.6%、前方から押し付けられる力を6.1%も低減することに成功し、ライダーにかかる身体的負担を軽減した。
レースでの使用を視野に入れたモデルだけあってスポーツライディングに特化した機能が充実している。ベンチレーションシステムと視界(アッパーフィールドオブビジョン)は、レーシングポジション(前傾姿勢)で最大効率を発揮する。さらに、走行中の水分補給をサポートするレディフォーハイドレーションシステムなど、MotoGPやWSBKといった頂点のレースで磨かれ、実際に使用されているノウハウが凝縮されている。
シールドシステムは『CWR-F2Rシールド』を採用し、優れた防曇効果を発揮する『ピンロック』にも対応。シールドのロックシステムは『レーシングシールドロック』と『シールドトリガーロック』機構も備え、転倒のシールド解放を防ぐ。
また、CWR-F2Rシールドは左右両端に整流効果を持つボーテックスジェネレーターを備える。これにより風切音を抑制し、高速走行時の静粛性も高めている。
内装システムは各パッドを分割式、かつポケットタイプとすることで、オプションの調整用パッドを使用することでフィット性を高められる。また、頬に接触する面積を従来モデルよりも116%高めたことで、着用時のホールド感も向上している。もちろん着脱可能で、肌に触れる部分には吸水速乾性に優れた生地を、肌と擦れやすい部分には柔らかな起毛生地を使い分けることで快適性も確保している。
安全性と機能性、快適性を極限まで高めた性能はフラッグシップにふさわしく、スーパースポーツオーナーだけでなくすべてのライダーにお薦めしたいフルフェイスヘルメットだ。
SHOEI X-Fifteen
●価格:7万9200円 ●サイズ:XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:白、つや消し灰 ●規格:JIS、FIM (FRHPhe-0))、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売予定時期:2026年3月
SHOEI X-Fifteen[マットスレートグレー]
SHOEI X-Fifteen[ルミナスホワイト]
SHOEI X-Fifteen[ルミナスホワイト]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
第1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」 猛暑を戦うライダーの救世主となったのが、ワークマンの「アイス×ヒーターペルチェベストPRO2」だ。最新の3代目モデルではペルチェデバイスが5個に増強され、[…]
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
WSBKを連覇したトプラック選手のレプリカモデルがいよいよ登場! トプラック・ラズガットリオグル選手はトルコ出身のレーシングライダーだ。2015年にスーパーストック600欧州選手権で優勝すると、201[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
プライベーター時代のシンプルで貴重なグラフィックの第2弾登場 オーストラリア出身で、1983年から国際レースで活躍して世界的に有名となったレーシングライダー、ワイン・ガードナー氏は、全日本ロードレース[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
中旬発売:ラパイド・ネオ カドヤ アライのビンテージスタイルフルフェイス「RAPIDE-NEO(ラパイド・ネオ)」に、カドヤの意匠が融合した「RAPIDE-NEO KADOYA」が2026年1月中旬に[…]
縁起のいいタンチョウヅルなどで日本の美を表現したニューグラフィック 『VZ-RAM TSUBASA』に描かれるのは、古来より縁起のいい鳥として伝えられてきたタンチョウヅルだ。日本を代表するペインター『[…]
画像はKabuto | Motorcycle 【公式】(X)より 自転車/オートバイ用ヘルメットメーカーのメジャーの一角を占めるKabuto/オージーケーカブトは2026年1月5日、新たにモーターサイ[…]
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
カブトの技術を結集した150個限定仕様 「F-17R Mips」の最大の特徴は、その帽体構造にある。最新のハイパーガラス繊維と高強度有機繊維素材、そしてカーボンを組み合わせた「A.C.T.-2+C(精[…]
人気記事ランキング(全体)
前回は3日で作った“最先端”のバイク……ドリルとハンマーを使ってね 2026年1月14日にお届けした記事では、リヤホイールを半分ずつにして2つ装着したCBR300Rの製作過程を紹介しました。昨年はその[…]
「お金も時間もありそうなのに、なぜこんな天気の良い日にツーリングにも行かず、用品店に来ているんだろう?」という疑問 都内の某大手バイク用品店の駐輪場にて。今日も「なぜ来ているのかわからない?」ようなバ[…]
制動性能と視認性を高めたメカニズムの進化 「COCOシリーズ」は、三輪による走行安定性と、電動モーターによる静粛性を両立したモデルだ。開発元である株式会社バブルは、この新型モデルを通じて、日常の移動に[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
DR650は安くて壊れづらくて、ラリーにうってつけ! 1994年のパリ・ダカール・ラリーは前述の通り、古式ゆかしくパリをスタートして、ダカール砂漠を横断、そしてパリのゴールを目指すルートでした。これは[…]
最新の投稿記事(全体)
対照的なコンセプトで開発された2つのプログラムを用意 「Z」と「Adventure(アドベンチャー)」の各グレードに対応した専用カスタマイズパーツが登場した。今回のプログラムは、それぞれのグレードが持[…]
発売日は1月30日、価格は予想通りの120万円台から スズキ株式会社は1月22日、新型ストリートバイク「GSX-8T」および「GSX-8TT」を2026年1月30日より日本国内で発売すると発表した。 […]
1. 【背景と現状】“原付”モビリティの現状について かつては50ccガソリンエンジン車しかなかった“原付”も現在では多様化している。今回の排ガス規制により50ccガソリン原付は生産を終了し[…]
日本が文明開化している頃に生まれたメーカー ノートンは言わずと知れたイギリスの古参メーカー。日本が文明開化の真っただ中、19世紀末に創業されています。 その後、激動の社史をつづりつつ、1976年には1[…]
リアルとコミックの融合が生む「NSR500」の造形 本モデル最大の特徴は、実車のリアリティと漫画の世界観を高度に融合させている点にある。制作にあたってはホンダの協力のもと、実在するレーシングマシン「N[…]
- 1
- 2








































