
空力性能や軽さにこだわった製品開発をする国内ヘルメットメーカー、オージーケーカブトは、フラッグシップフルフェイスヘルメット『F-17(エフ イチナナ)』に、新しいグラフィックモデル『F-17 Mips JOAN MIR(エフ・イチナナ ミップス ジョアン・ミル)』を追加し、数量限定で販売する。発売時期は’25年9月頃を予定している。
●文:山下剛(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:オージーケーカブト
ジョアン・ミル選手が今季着用中のシグネチャーモデルが登場!
『F-17 Mips JOAN MIR』は、’23年からレプソル・ホンダと契約してMotoGPを戦っているレーシングライダー、ジョアン・ミル選手が着用しているシグネチャーモデルだ。彼の出身地であるスペイン・マヨルカ島の自然をモチーフにしたグラフィックで、今シーズンを戦っている。
グラフィックはオリーブやシュロの葉、モンステラなどの南国植物をシャドーで表現。バレアレス海の美しい自然をデザインしている。後頭部には「MIR」の文字と、レーシングナンバー「36」を刻んだドッグタグをあしらい、個性を強めた。
グラフィックだけではなく、スウェーデンのミップス社と提携した安全技術『Mips safety system』を搭載している。これは転倒時に頭部への射角衝撃から発生する回転運動が脳へ伝わる現象を防ぐもので、F-17の安全性をよりいっそう高めている。
『F-17』はMotoGPや全日本ロードレース選手権からフィードバックされたノウハウを凝縮し、MFJ公認も取得したフルフェイスヘルメットだ。
5層構造の高強度複合素材帽体(A.C.T.-2)は、構造解析することで各部の強度を最適化し、安全性をさらに高めることに成功。空力性能にも優れ、300km/hの超高速域やコーナリング時や後方確認時に走行風を受ける部位が変わることも考慮した独自設計を特徴とする。
前面側部のサイドベンチレーションは、コーナリング時でも直進時と同等の換気効率を実現しており、チンベンチレーション、トップエアロベンチレーションとともにヘルメット内部にフレッシュエアを効率よく導入する。
センターロック式シールド、DAF-1Rシールド、制菌/吸汗速乾性を持つ内装システム、エマージェンシーシステム(PAT.P)、ピンロックシールド、インカム対応スペース、眼鏡対応チークパッドなど、豊富な機能を備えている。
安全性と空力特性、快適性を追求したフルフェイスヘルメットだから、日常的な街乗りからロングツーリングはもちろんのこと、MFJ規格を取得しているからレースでも着用できる。まさしくマルチユースなヘルメットだ。
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR
●価格:7万3700円 ●サイズ:XS(54-55cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:黄×赤 ●規格:JIS、MFJ ●構造:高強度複合素材帽体(A.C.T.-2) ●付属品:標準シールド(DAF-1Rシールド)、DAF Pinlockオリジナルインサートレンズ、ウィンドシャッターNo.5、GC-01リキッドボトルキット、KF17ジョイントベース ●発売予定時期:2025年9月頃 ●数量限定販売
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR[イエローレッド]
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR[イエローレッド]
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR[イエローレッド]
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR[イエローレッド]
Kabuto F-17 Mips JOAN MIR[イエローレッド]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Kabuto)
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
ドゥカティを王者へと導くマシンを開発するピッロ選手のシグネチャーモデル 『F-17 Mips MICHELE PIRRO』は、MotoGPに参戦中の『ドゥカティ レノボ チーム』のテストライダーを務め[…]
8月上旬発売:Kabuto「AEROBLADE-6 ADACT」 軽量コンパクトなフルフェイスヘルメットで、99%の紫外線と74%赤外線を軽減する「UV&IRカットシールド」を装備する。これによってヘ[…]
コンセプトが異なる3種のフルフェイスにニューグラフィック登場 KabutoのフラッグシップであるF-17は、耐貫通性と衝撃吸収性を備える高強度複合素材帽体『A.C.T.-2』に、徹底した空力特性を加え[…]
軽量コンパクトなフルフェイスがカーボンモデルとなってさらに軽く強く! Kabutoのフルフェイスヘルメット『AEROBLADE-6』は、軽量&コンパクトな帽体を空力特性に優れる形状に仕上げたモデルだ。[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
上旬発売:アライ アストロGXオルロイ アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネ[…]
アイルトン・セナ 1992年 ショウエイX-4 1992年のベルギーGPでアイルトン・セナがレースで着用した本物。お値段は驚愕の1億4360万円で落札されています。ヘルメット自体はショウエイX-4レー[…]
KADOYAとAraiのコラボモデルがTX-STRADAに登場! 東京・浅草を拠点とする、日本の革ジャンの老舗『KADOYA(カドヤ)』と、アライヘルメットのコラボレーションモデルが登場する。 MGグ[…]
ノスタルジーとラグジュアリーを共存させたカドヤとのコラボモデル 創業90周年を迎えた日本のレザージャケットの雄、カドヤのスペシャルグラフィックをあしらった『RAPIDE-NEO KADOYA』は、格子[…]
お手頃価格のシステムヘルメットが目白押し! コミネ HK-171 FL:35%OFF~ 高強度ABSシェルを採用し、インナーサンバイザーを装備。特筆すべきは、顎紐にドイツFIDLOCK社製のマグネット[…]
人気記事ランキング(全体)
色褪せないヘリテイジ、進化する「Z」の系譜 017年秋の東京モーターショーで世界初公開されて以来、Z900RSは常に我々ライダーの注目の的であり続けている。その最大の魅力は、往年の名車Z1/Z2への敬[…]
排気量拡大路線から4バルブヘッド開発へ 1980年代の後半はAMGにとって重要な分岐点だった気がします。もともと、彼らはメルセデスベンツが作ったエンジンをボアアップ、強固な足回りへと改造することに終始[…]
Q:雪道や凍結路は通れるの? チェーンやスタッドレスってある?? 一部の冒険好きバイク乗りと雪国の職業ライダー以外にはあまり知られていないが、バイク用のスノーチェーンやスタッドレスタイヤもある。 スタ[…]
オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル いい意味で、事前の想像とは大きく異なる乗り味だったのが、油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪アドベンチャーのVストローム250SX。このルックスから、個[…]
「着る換気扇」サーキュレーターメッシュ 今回紹介するのは、2025年9月の発売からわずか2ヶ月半で累計3万枚を突破したという「サーキュレーターシリーズ」だ。最大の特長は、裏地に採用された「サーキュレー[…]
最新の投稿記事(全体)
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
ライバル勢を圧倒する抜群のコーナリング性能 ’80年代初頭のヤングマシン紙面には何度もRZが登場しているが、デビュー当初のRZ250の実情を知る素材としてここで選択したのは、’80年11月号に掲載した[…]
寒暖差が大きくても着替えずに対応できる! ワークマンのヒーターウエア『WindCore(ウインドコア)』シリーズは、電熱ヒーターを内蔵する防寒アイテム。別売りのバッテリー(4900円)は必要だが、もの[…]
パンアメリカのオフロード性能をユーザーに体験してもらう 2021年夏に販売開始されたパンアメリカ。ストローク量の多い前後サスペンションのおかげで、ハーレーの中で唯一ダート走行が可能なアドベンチャーカテ[…]
勝つための合理性と最新テクノロジーが辿り着いたパラレルツイン! レーシングマシンは勝つためを最優先に開発される。だから優位なテクノロジーなら躊躇せず採用する斬新で個性の集合体のように思われがち。 とこ[…]
- 1
- 2











































