SHOEIは、スタンダードなフルフェイスヘルメット『Z-8』に、新たなグラフィックモデル『Z-8 KNEE DOWN(ゼットエイト・ニー ダウン)』を発売する。販売開始は、2025年2月予定となっている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
レーシングコースのイメージを細やかなグラフィックで鮮やかに表現したモデル
SHOEIが積極的にグラフィックモデルを投入しているZ-8のニューフェイスは“ニーダウン”で、ずばり“ヒザスリ”だ。ヘルメット全体にはレーシングサーキットのタイトコーナーが描かれ、縁石の赤と白のゼブラゾーン(カーブストーンともいう)に残された幾重ものブラックマークが激戦を物語っている。
ちなみにゼブラゾーンには赤と白を採用しているサーキットが多いが、筑波サーキットは水色×白、ドイツのザクセンブルクは国旗と同じ黒×赤×黄の3色が使われるなど、配色に決まりはないそうだ。
マットブラックのベースカラーには、見る角度や光の当たり方で色味が変わるメタリックのラインでテクニカルなサーキットのコースマップがあしらわれる。レプリカモデルとは違った手法で、スピード感とレースの緊張感を巧みに表現したグラフィックモデルだ。
Z-8はSHOEIフルフェイスヘルメットのラインナップの中でも、オールマイティに愛用できるモデルだ。優れた快適性と静粛性は、街乗りからツーリング、そしてサーキット走行会まで幅広く使える。帽体を軽く仕上げているため一日中被っていても疲れにくく、高速道路での長距離走行やサーキット走行会でのハイスピードライディングでも頚椎にかかる負担が少なく、疲れにくいことが大きな特徴だ。
ベンチレーションシステムは高効率で、ヘルメット内部の熱気や湿気を素早く排出し、快適な環境を保つ。真夏でも不快感を大幅に軽減するだけでなく、気温が低い季節はシールドが曇りにくく、明瞭な視界を確保してくれる。
内装システムはもちろん着脱可能で、吸湿速乾性生地と起毛生地のハイブリットによって気分の良い被り心地を実現。万が一の事態の際、第三者が容易にヘルメットを外せる『E.Q.R.S.』。微調整機構や強固なロックシステムを備えるシールドは歪みが少なく、高い防曇効果を持つピンロックにも対応している。
なにしろオールマイティなフルフェイスヘルメットで、気軽に愛用できてしかも安全性と快適性はSHOEIならではの高水準だから、すべてのバイク乗りにフィットする。
SHOEI Z-8 KNEE DOWN
●価格:7万4800円 ●サイズ:XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:つや消し黒×つや消し赤(TC-5) ●規格:JIS:●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2025年3月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実 GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わ[…]
1990年代初めに現在まで続くシリーズモデルが続々と誕生 また、1990年代初めには四輪用ヘルメット・X-Fourを発売し、同時に何人ものFIドライバーとも契約を交わす。アラン・プロスト、ジャン・アレ[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
生命力にあふれるジャングルを描いたポップアートなグラフィックモデル アストロGXのニューグラフィックモデルは、高彩度の色を多用した、にぎにぎしいカラースキームが街中でもワインディングでも目立つ派手さが[…]
中須賀選手の第4弾レプリカモデルがアライ最高峰フルフェイスに登場 全日本ロードレース選手権で通算12回のチャンピオン、そして鈴鹿8耐では3年連続優勝と前人未到の記録を持つレーシングライダー、中須賀克行[…]
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
アグレッシブで戦闘的なデザインのグラフィックがジェットタイプに登場 ジェットヘルメットのグラフィックは比較的おとなしめのものが多いが、SHOEIの最新ジェットヘルメットは、イエローとオレンジとレッドの[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
最新の投稿記事(全体)
アッパーカウルはフランスで882.5ユーロ 1980年代のGSX1100S KATANAをモチーフにしたスペシャルモデルを製作することは、S2コンセプトのスタッフが何年も温めていたアイデアだった。それ[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
ライトグレーのボディにライトブルーのホイールが新鮮! ヤマハが「MT-25」の2025年モデルをインドネシアで世界初公開した。欧州で発表済みの兄弟モデル・MT-03に準じたモデルチェンジ内容で、現地価[…]
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
【’09VMAX開発秘話】2リッター「音魂(オトダマ)」は失敗だった 新VMAXの開発には実に十数年の歳月が費やされた。このプロジェクトを長い間推し進めてきた中心人物は開発の経緯をおよそ次のように語る[…]
- 1
- 2