ホンダはスーパーカブ110に新色の「フレアオレンジメタリック」のカラーリングを設定し、12月14日に発売する。既存色のパールフラッシュイエローは消滅し、新色を加えて全5色のカラーバリエーションを新たに展開する。
●文:ヤングマシン編集部(マツ)
歴代カブでオレンジ色は初設定
スーパーカブ110の新色として追加されたのは、快活でカジュアルな印象の「フレアオレンジメタリック」。既存色からはグリントウェーブブルーメタリック/タスマニアグリーンメタリック/バージンベージュ/クラシカルホワイトが継続され、新たに全5色のカラーバリエーションを構築。既存色からはパールフラッシュイエローが消滅する。
1958年に登場した初代C100からスタートするスーパーカブの歴史でも、オレンジ系が設定されるのは、少なくとも国内仕様では初のことと思われる。近年はビジネスユースに加えてパーソナルユースでも引っ張りだこのカブ系だけに、この明るく陽気なオレンジ色も人気者となるに違いない。
スーパーカブ110は、2022年に力強さと燃費性能を両立しつつ最新の排ガス規制にも適合した新エンジンに換装され、このモデルチェンジ時にキャストホイールと前輪ディスクブレーキを装備。メーターにはギヤポジション/時計/平均燃費の表示機能なども追加されている。30万2500円の価格や主要諸元に変更はなし。年間の販売計画台数は8000台とされている。
ホンダ スーパーカブ110のカラーバリエーション
スーパーカブ110・主要諸元
車名 | スーパーカブ110 |
形式 | 8BJ-JA59 |
全長✕全幅✕全高 | 1860✕705✕1040mm |
軸距 | 1205mm |
最低地上高 | 138mm |
シート高 | 738mm |
車両重量 | 101kg |
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC2バルブ 単気筒 |
総排気量 | 109cc |
内径✕行程 | 47.0mm✕63.1mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 8.0ps/7500rpm |
最大トルク | 0.90kg-m/5500rpm |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) |
変速機 | 常時噛合式4段リターン |
燃料タンク容量 | 4.1L |
WMTCモード燃費 | 67.9km/L |
タイヤサイズ前 | 70/90-17 |
タイヤサイズ後 | 80/90-17 |
ブレーキ前 | ディスク |
ブレーキ後 | ドラム |
乗車定員 | 2 |
価格 | 30万2500円 |
色 | オレンジ、青、緑、ベージュ、白 |
発売日 | 2023年12月14日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スーパーカブ110/プロ)
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
50マニアは見逃がせない最後の至宝アイテム 2024年6月末の大手新聞紙報道でも騒ぎになった50ccバイク消滅のニュース。これは’25年11月から適用される排ガス規制への対応が困難であるためで、やはり[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
新聞社さん、ホンダさんが困ってますよ 「すべてのスーパーカブが生産終了するように誤解されてしまい、とても困っているんです」。ここ1週間ほど、ホンダの関係者に会うたびにそんな話を聞いてきた。何のことかと[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
1位:ヤマハが新フラッグシップ「YZF-R9」を正式発表 ヤマハは欧州と北米でYZF-R9を発表した。専用にセットアップされたサスペンションやブレンボ製キャリパーを標準装備。R6を上回る空力性能を有し[…]
グローバル展開はMPP搭載車だけでなく専用バッテリー搭載車も ホンダは2030年までに30モデル以上の電動モビリティ投入を目標としているが、その10機種目、11機種目にあたる電動二輪パーソナルコミュー[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
ナチュラルカラーの「パールシュガーケーンベージュ」と「パールスモーキーグレー」を追加 ホンダは原付二種に人気モデル「CT125ハンターカブ」にニューカラーを追加、一部仕様を変更して2024年12月12[…]
最小クラスのRシリーズも元気いっぱい! 欧州では新型モデルの「R9」「R3」と同時に2025年型の「R125(日本名:YZF-R125)」、そして北米では「YZF-R7」が発表された。これらはニューカ[…]
人気記事ランキング(全体)
2気筒にもオートマチック『Y-AMT』を投入!! ヤマハは欧州で新型「MT-07」を発表した。先行して登場している最新MT-09と同様に、クラッチ操作とシフト操作を必要としない『Y-AMT』仕様をライ[…]
先代譲りの緻密さは最新電脳で究極化?! 旧CB400はハイパーVTECやABSこそあったものの、従来型(NC42)の登場は2007年だけに、近年の最新電脳デバイスは皆無だった。しかし新型CB400は電[…]
北米で新型4気筒Zと思われるティーザー動画が公開された カワサキが日米でティーザーを展開しはじめた。まず、10月30日に正式発表と予告している北米カワサキのYoutube動画では、『EVOLUTION[…]
ツインエンジンの大型レブル、1100と500がマイナーチェンジ ホンダは欧州と北米で新型「レブル1100」(欧州名:CMX1100レブル/北米名は日本と同じ)をマイナーチェンジし、2025年モデルとし[…]
レーシングイメージの“チームスズキ”グラフィックを採用 スズキイタリアは、GSX-8Sにスペシャルグラフィックと一部特別装備を与えた「GSX-8S Team Suzuki Edition」を発表した。[…]
最新の投稿記事(全体)
[ホンダ] ホットウィールとのコラボイベントを本社で開催(10/24) ホンダは、『ホットウィール体験展 at Hondaウエルカムプラザ青山』を開催すると発表した。 このイベントは、東京都港区青山に[…]
ダイレクトドライブレーシングディスク:過酷なレースの現場で開発 アドバンテージの製品はストリート向けだけではなく、この「ダイレクトドライブレーシングディスク」はモトGPのMoto2/3クラスや全日本モ[…]
1位:ヤマハが新フラッグシップ「YZF-R9」を正式発表 ヤマハは欧州と北米でYZF-R9を発表した。専用にセットアップされたサスペンションやブレンボ製キャリパーを標準装備。R6を上回る空力性能を有し[…]
ハーレーコンテスト/トークショー/愛車撮影会などの人気イベント 開催されたのは2024年5月19日。毎年、梅雨前の天気が安定している時期での開催なので、今年も絶好のツーリング日和となり、数多くのライダ[…]
幻想的な風景から仲間たちとの思い出まで 第67回は「秋は夕暮れマシン」がテーマ。あたりを橙色に染める夕日、街や山のシルエットなど、夜の直前に訪れる特別なひとときと、バイクを収めた写真を募集したぞ! T[…]
- 1
- 2