
ヤマハは、欧州で先行発表した新型の「MT-09」について2024年春以降に日本でも発売予定と発表した。エンジンと骨格は従来型を基本としながら外観やライディングポジションの刷新、電子制御と足まわりの強化で新世代となっている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
フレームは基本的に踏襲もエンジンなど懸架を変更
欧州で発表された新型「MT-09」が、さっそく日本にも導入決定だ! 11月7日からミラノで開催されるEICMA 2023(国際モーターサイクルエキシビション)への出展と、日本で2024年春以降に発売されることが明らかになった。
新型の概要は欧州仕様の記事で解説済みだが、フレームに関してはエンジン懸架を変更して剛性を高めた一方、フロントまわりの剛性をやや抑え気味にチューニングし、幅広い領域で安定感と軽快さの両立を実現したことも明記された。
ブリヂストン・バトラックスハイパースポーツS23の新採用と前後サスペンションのリセッティング、そしてリヤのリンク変更、さらにライダーの3次元的な動きの自由度を約束する新ライディングポジション、シェイプされた燃料タンク、新しい灯火類、電子制御の進化などは既報の通りだ。
価格については欧州仕様を含めて未発表。続報を楽しみに待ちたい!
YAMAHA MT-09[2024 model]
YAMAHA MT-09[2024 model]
YAMAHA MT-09[2024 model]
参考:MT-09 欧州仕様のスペック
| 車名 | MT-09 |
| 全長×全幅×全高 | 2090×820mm×1145mm |
| 軸距 | 1430mm |
| 最低地上高 | 140mm |
| シート高 | 825mm |
| キャスター/トレール | 24°40′/108mm |
| 装備重量 | 193kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 890cc |
| 内径×行程 | 78.0×62.1mm |
| 圧縮比 | 11.5:1 |
| 最高出力 | 119ps/10000rpm |
| 最大トルク | 9.5kg-m/7000rpm |
| 始動方式 | セルフスターター |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| 燃費 | 20km/L |
| タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
| タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
| ブレーキ前 | φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
| ブレーキ後 | φ245mmディスク+1ポットキャリパー |
| 価格&発売時期 | 未発表 |
| 色 | 灰、青、黒 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
よりシャープなルック、新ライディングポジション、先進ITを投入した次世代モデル 2013年秋にケルンショーで発表、2014年に日本でも発売された初代MT-09からちょうど10周年にあたる今秋、ヤマハは[…]
1980年代のYZR500から1990年代のFZR・TZRを意識 ついに出た! ヤマハが誇るクロスプレーンコンセプトの3気筒マシン、XSR900をベースとしたハーフカウルのスポーツヘリテイジ「XSR9[…]
ヤマハのレースヒストリーを体現する3気筒スポーツ ヤマハは前日の欧州に続き日本でもXSR900GPを発表。10月26日から開催のジャパンモビリティショー2023、11月7日からミラノで開催のEICMA[…]
最も若々しくすばしっこい、MTの末弟! ヤマハは、以前から姿は公開されていた新型車「MT-125 ABS」の発売日と価格が正式決定したことを発表。50万円切りの49万5000円で11月10日に発売する[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
デザイナーの“眼”は何を捉えたか? 今回紹介するのは、ただのロゴ入りTシャツではない。なんと「数々のヤマハ車を手掛けてきた車体デザイナー本人が描き下ろした」という、正真正銘のデザイナーズスケッチTシャ[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
TZの技術を転用しながら独創的な思想を随所に注入 伝統の2サイクルパラレルツインという構成を維持しつつも、数多くの新技術を導入したRZ。中でも最もインパクトが大きかったのは、市販レーサーTZを踏襲する[…]
フランスヤマハのチームカラーが全世界で人気に! ヤマハファンならご存じ、フランスの煙草ブランドであるゴロワーズのブルーにペイントしたレーシングマシンやスポーツバイクたち。 その源流はワークスマシンのY[…]
最新の関連記事(新型大型二輪 [751〜1000cc])
CB復権! 新型CB1000F/CB1000F SE 名車CB1300シリーズの後を継ぐHonda CBの新しいフラッグシップモデル・CB1000Fシリーズがついに正式発表となりました! CBの持つ歴[…]
「箱付き」だけじゃない! 旅仕様の全部入りパッケージ まず目を引くのは、その名の通りツーリングに特化した装備群。なんと、車体色に合わせたパニアケースと、トップボックスが最初から標準装備されているのだ。[…]
EICMAで発表された電サス&快適装備の快速ランナー ホンダが年1回のペースで実施している『編集長ミーティング』は、バイクメディアの編集長のみが参加するもので、ホンダの開発者らと一緒にツーリングをしな[…]
フレディ・スペンサーが絶賛! 軽さと「フォーギビング」な安定性を評価 伝説のライダー、フレディ・スペンサーがHSR九州でCB1000Fをガチ走行し、そのインプレッションを語っている。スペンサーは、CB[…]
丸山浩直伝! ホンダCB1000Fの嗜み やっぱりCBはストリート=公道のヒーローだった。 まず何が素晴らしかったかと言えば、低速域におけるトルク感とかあのドロドロっとした大排気量直4CBならではのフ[…]
人気記事ランキング(全体)
色褪せないヘリテイジ、進化する「Z」の系譜 017年秋の東京モーターショーで世界初公開されて以来、Z900RSは常に我々ライダーの注目の的であり続けている。その最大の魅力は、往年の名車Z1/Z2への敬[…]
排気量拡大路線から4バルブヘッド開発へ 1980年代の後半はAMGにとって重要な分岐点だった気がします。もともと、彼らはメルセデスベンツが作ったエンジンをボアアップ、強固な足回りへと改造することに終始[…]
Q:雪道や凍結路は通れるの? チェーンやスタッドレスってある?? 一部の冒険好きバイク乗りと雪国の職業ライダー以外にはあまり知られていないが、バイク用のスノーチェーンやスタッドレスタイヤもある。 スタ[…]
オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル いい意味で、事前の想像とは大きく異なる乗り味だったのが、油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪アドベンチャーのVストローム250SX。このルックスから、個[…]
「着る換気扇」サーキュレーターメッシュ 今回紹介するのは、2025年9月の発売からわずか2ヶ月半で累計3万枚を突破したという「サーキュレーターシリーズ」だ。最大の特長は、裏地に採用された「サーキュレー[…]
最新の投稿記事(全体)
ザ・キングスマン (Kingston Custom)──全長4メートルのストリームライナーに変身したショットガン650 キングスマンは2014年に作られたスパイ映画で、ドイツのビルダーのキングストン・[…]
1度しか獲れなかったチャンピオン、でも得たものは大きかった 前回の続きです。これは僕の失敗談ですが、’95年、オランダGPの予選でのこと。すでにいいタイムを出していた僕に対して、監督のウェイン・レイニ[…]
カスタムバイクのような仕上がりを誇るBRIXTON オーストリアのバイクメーカー・BRIXTON(ブリクストン)は、個性的なスタイルのモーターサイクルを数多く販売していることで知られている。ブランドの[…]
あの興奮をもう一度! 聖地・Hakuba 47に集結せよ BMWファン、いや、全バイクファン待望のニュースが飛び込んできた! BMW Motorradは、年に一度のビッグイベント「BMW MOTORR[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
- 1
- 2












































