カワサキ ニンジャZX-25R SE・’23 vs ’22モデル新旧徹底比較テスト【進化型4気筒250ccの実力やいかに?】

比較Point1:シャシダイ計測では圧縮比アップの真価を披露

シャシーダイナモで新旧を比較したところ、パワーもトルクも全域でしっかりアップしていることを確認。これには圧縮比の向上が大きく効いていると思われる。実際の走行でももっとハッキリした変化が出ても良さそうなパワー差だが、このあたりは電子制御スロットルの複雑な制御など他の要素が影響してしまうのかも。

【中速域は’21海外仕様より強力】国内仕様とはエアインテークダクトなどが異なり、公称50psを発揮する’21インドネシア仕様。だが、実際には中速域までは’23国内仕様が上回っている。公道で使うことを考えたら、国内仕様の方が力強さを感じる場面が多いはずだ。

【取材協力:和光2りんかん】シャシダイ計測で協力してくれたのは、バイク用品全国チェーン店・2りんかんの和光店。車検/保険/レンタルバイクもおまかせ。●住所:埼玉県和光市下新倉5-11-1 TEL:048-452-6290 https://2rinkan.jp/shop/258wako/

比較Point2:プリロード調整は武器になる

’23モデルに新装備のフロントプリロード無段調整は、強めることでよりハードなブレーキングが可能となる。標準状態はほぼ最弱に近く、最強までにはかなりの調整幅が持たされていた。調整ダイヤルは右フォークトップ上に設けられており、専用工具もしくは1円玉を使うとキズが付きにくいのでオススメだ。

比較Point3:燃費面で大きな差は計測されず

主要スペック比較

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