
カワサキモータースジャパンは、フラッグシップ・スーパースポーツの「Ninja ZX-10R KRTエディション」および「Ninja ZX-10R」の2024年モデルを8月31日に発売すると発表した。主要諸元に変更はなく、引き続きカワサキケアモデルに指定されている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
スタンダード色が復活、メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラックだ!
カワサキモータースジャパンは、ニンジャZX-10R/KRTエディションの国内2024年モデルを8月31日に発売する。2021年にウイングレットを一体化したアッパーカウルで大胆にイメージチェンジし、その顔は新型ZX-6Rにもイメージが引き継がれている。エンジンは最高出力203psを発揮しながら最新排出ガス規制に適合、サーキット走行を重視したサスペンションセッティングが施されている。電子制御は、同じく2021年モデルでクルーズコントロールが追加され、カラー液晶メーターも獲得している。
2024年モデルはKRTエディション(ライムグリーン×エボニー)のカラー&グラフィックを2023年モデルから踏襲し、新たにスタンダードカラーのニンジャZX-10R(メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック)を追加。レースホモロゲーションモデルのニンジャZX-10RRについては今のところ国内未発表だ。主要諸元に変更はないが、価格は従来比3万3000円アップの236万5000円になった。
また、カワサキケアモデルに設定されており、1か月目点検と3年間の定期点検&オイル交換(フィルター含む)が無償で受けられる。
KAWASAKI NINJA ZX-10R / KRT EDITION[2024 model]
車名 | Ninja ZX-10R / Ninja ZX-10R KRT EDITION |
型式 | 8BL-ZXT02L |
全長×全幅×全高 | 2085×750×1185mm |
軸距 | 1450mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 835mm |
キャスター/トレール | 25°/104mm |
装備重量 | 207kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 13.0:1 |
最高出力 | 203ps/13200rpm(ラムエア加圧時213.1ps)) |
最大トルク | 11.7kg-m/11400rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
WMTCモード燃費 | 16.5km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+1ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 236万5000円 |
発売日 | 2023年8月31日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ニンジャZX-10RRの写真をまとめて見る(全5点) レーシングECUでアクティベートできる可変ファンネル=VAIシステム カワサキは北米で、レースホモロゲーションモデル「ニンジャZX-10RR」の2[…]
新型Ninja ZX-6Rの写真をまとめて見る(全31点) 636ccという独自の排気量を生かしたまま、エアロダイナミクス向上やTFTメーターで武装 カワサキは、北米と欧州で新型「Ninja ZX-6[…]
ニンジャZX-4R SE/ZX-4RR KRTエディションの写真をまとめて見る(全46点・記事未使用写真もあります) 400ccクラスに4気筒が復活の狼煙! 待った甲斐があった…… ホンダが誇るベスト[…]
エンジンの命脈を繋ぎ、その利点を活かせる1台を! 電気に水素、ハイブリッドと次世代系で2輪界の先頭を走るカワサキだが、2022年のミラノショーで「30機種のエンジン車導入」をカワサキモータースの伊藤浩[…]
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在! メガスポーツと呼ばれるカテゴリーでは、2021年の4月にスズキ「ハヤブサ」が新型になって復活し、大きな話題となったのが記憶に新しいところだが、最大のラ[…]
最新の関連記事(ニンジャZX-10R KRT)
一体型ウイングレット採用の最新ニンジャ カワサキは、日本国内でレースやサーキット走行に使用するための専用モデル「ニンジャZX-10R レース専用モデル」を国内で特別発売する。受注期間は2024年10月[…]
レーシングECUでアクティベートできる可変ファンネル=VAIシステムを搭載 カワサキが誇るスーパースポーツのレースホモロゲーションモデル「ニンジャZX-10RR」の2025年モデルが登場した。すでに北[…]
よりダークなブラックと、新グラフィックのKRTエディションが登場 カワサキモータースジャパンは、ニンジャZX-10R/KRTエディションの国内2025年モデルを2024年9月1日に発売する。2021年[…]
2025年からワールドスーパーバイクのKRTはビモータ『BbKRT』へ移行 カワサキがインドネシアおよび北米でニンジャZX-Rシリーズの2025年モデルを発表した。ニンジャZX-10R、ニンジャZX-[…]
熱烈カタナ愛好家が本気の悪ノリコラボ?! 今回、製作中の姿を捕捉した〝最強カタナ〞は、カワサキZX-10R用エンジンをオリジナルのアルミフレームに積む異色のマシン。製作者は熱烈なカタナ愛好家で、“カッ[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
2017年モデル:クラス最高のスペックと装備で登場 かつての4気筒レーサーレプリカの名前を受け継いだ、CBR250RR(MC51)の初登場は2017年。38psという、当時の250ccスーパースポーツ[…]
完熟した性能に刺激をプラス 発売は、2025年3月6日のこと。2017年の登場以来、2020年モデルの3psのパワーアップ、スリッパークラッチの標準装備や、2023年モデルのさらなる1ps向上、ホンダ[…]
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキ500SSマッハⅢに並ぶほどの動力性能 「ナナハンキラー」なる言葉を耳にしたことがありますか? 若い世代では「なんだそれ?」となるかもしれません。 1980年登場のヤマハRZ250/RZ350[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
※この記事は別冊モーターサイクリスト2010年11月号の特集「YAMAHA RZ250伝説」の一部を再構成したものです。 ヤマハ RZ250のエンジン「2ストロークスポーツの純粋なピーキー特性」 ヤマ[…]
カラーバリエーションがすべて変更 2021年モデルの発売は、2020年10月1日。同年9月にはニンジャZX-25Rが登場しており、250クラスは2気筒のニンジャ250から4気筒へと移り変わりつつあった[…]
公道モデルにも持ち込まれた「ホンダとヤマハの争い」 1980年代中頃、ホンダNS250Rはヒットしたが、ヤマハTZRの人気は爆発的で、SPレースがTZRのワンメイク状態になるほどだった。 しかしホンダ[…]
最新の投稿記事(全体)
カワサキW800(2017) 試乗レビュー この鼓動感は唯一無二。バイクの原点がここに 1999年2月に発売されたW650は2009年モデルを最後に生産を終了。その2年後の2011年、ほぼ姿を変えずに[…]
旧車の開発に使われた”鉱物油”にこだわる 1992年に創業した絶版車ディーラーのパイオニア・ウエマツ。販売だけでなく、整備にも徹底して力を注いできた同社がそのノウハウをフィードバックし、旧車に特化した[…]
インパクト大なシリーズ初カラー 現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロに仕上げられた1台であるXSR900。3種のパワーモ[…]
イベントレース『鉄馬』に併せて開催 ゴールデンウィークの5月4日、火の国熊本のHSR九州サーキットコースに於いて、5度目の開催となる鉄フレームのイベントレース『2025 鉄馬with βTITANIU[…]
ロングツーリングでも聴き疲れしないサウンド 数あるアドベンチャーモデルの中で、草分け的存在といえるのがBMWモトラッドのGSシリーズ。中でもフラッグシップモデルのR1300GSは2024年に国内導入さ[…]
- 1
- 2