ヤングマシン10月号で国内導入情報をスクープした待望のヤマハ原付二種・XSR125に、2023モデルのニューカラー3色がヨーロッパで発表された。長兄XSR900のイメージを受け継ぐゴロワーズブルーに加え、他2色も非常にビビッドでカッコいい。ヤマハさん、これは一刻も早く日本に導入して欲しいです!!
●文:ヤングマシン編集部
ヤマハ・レーシングヘリテージを感じさせる3色
XSR125は、可変バルブ機構のVVAを装備する124ccの水冷単気筒やスチール製のデルタボックスフレーム、37mm径の倒立フロントフォークといった基本構成をスーパースポーツ・YZF-R125から受け継ぐネオクラシックモデル。主にヨーロッパで発売されているが、その日本導入が検討されているらしい・・・という情報をヤングマシンの10月号で掲載した。
現在、ヤマハの国内125ccモデルにはマニュアルミッション車が存在しない。そのため、首を長くして待っているヤマハファンも多いと思われるなか、ヨーロッパでは2023モデルとしてニューカラー3色が登場した。それぞれ「ヤマハブルー」「ヘリテージホワイト」「インパクトイエロー」という色名だが、すべて過去のヤマハワークスマシンを彷彿させるカラーなのがなんとも泣かせる。
ブルーは言うまでもなく、長兄XSR900に採用されるゴロワーズカラーだし、赤いストライプが走るホワイトは「ヤマハのレーシングカラーと言えばこの配色!」という人も多いだろう。そしてヤマハで黄色と言えば、ケニー・ロバーツが駆ったYZR500などを彩ったUSインターカラーである。
こんなシブいカラーのXSR125に日本で乗れるなんて・・・と、感涙にむせぶにはまだ気が早いかもしれないが、絶好調ホンダ125軍団が引っ張る原付二種ファンモデルクラスをさらに盛り上げるべく、ヤングマシンはXSR125の国内導入を熱望しております。お待ちしてますよヤマハさん!
YAMAHA XSR125[2023 EU model]
主要諸元■全長1960 全幅800 全高1065 軸距1330 最低地上高160 シート高815(各mm) 車重140kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 14.96ps/10000rpm 1.17kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ※諸元は欧州仕様
ホンダCLを意識!? XSR700に「Legacy」登場
XSR兄弟の次男となる700にもバリエーションモデルとして「XSR700レガシー」が登場した。基本構成はXSR700を踏襲しつつ、ブレースバー付きのハンドルバーやオフロード仕様のフットレスト、ブロックパターンのピレリMT60RSタイヤやフォークブーツなどの装備により、スクランブラーテイストを加味したモデルだ(ちなみに「レガシー」は既にXSR125にラインナップされており、こちらはスポークホイールを装備している)
XSR700レガシーのカラーリングはヤマハレーシングの伝統的グラフィック「スピードブロック」を用いたシルバーとして、125同様にヘリテージを主張しているのもポイント。ホンダがCL500を発表し、ドゥカティもスクランブラーをモデルチェンジするなど、欧州のトレンドはミドルクラスのスクランブラーに傾いている!?
YAMAHA XSR700 Legacy[2023 EU model]
主要諸元■全長2075 全幅865 全高1120 軸距1405 最低地上高140 シート高855(各mm) 車重190kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73.4ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は欧州仕様
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ブラックエディション的な黒が登場、ほか3色もシュラウドをブラックに統一 ホンダは欧州でCB125Rの2023年モデルを発表した。CB125Rは2017年に初登場し、2021年ではユーロ5適合のDOHC[…]
このところ50㏄のスクーターの売り上げは下降の一途を辿っていますが、逆に原付二種と呼ばれる125ccクラスは好調です。 今までなかったオフロードテイストが加えられたモデルや3輪、モンキーが125㏄で復[…]
唯一無二の存在感! スマートフォン・コネクティビティも獲得 ヤマハ独自のLeaning Multi Wheel(LMW)は、フロント2輪を採用しながら普通のバイクと同じように車体を傾けて曲がるのが最大[…]
電脳装備で一気にクラストップを狙う! ヤマハは欧州で、トレーサー9/GTの新バージョンとなる「トレーサー9 GT+(TRACER 9 GT+)」を発表した。これは従来のトレーサー9/GTに追加されるモ[…]
5インチTFTメーターは2モード+接続機能 ヤマハは欧州で、MT-07系の“クロスプレーンコンセプト”並列2気筒エンジンを搭載したスポーツツアラーモデル「トレーサー7」および「トレーサー7 GT」の2[…]
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2