カワサキインディアは、Instagramなどの各SNSで『W』を前面に押し出したティーザーを開始した。というか、もう明日には発表なんですけどー!
『W Kawasaki』1 DAY REMAINING ですってよ!
カワサキインディアがティーザーを開始! インスタグラムなどの各SNSで公開した画像には『W』の文字があり、同時に「残り1日、2022年9月25発表」とある。これ、もしかしてWシリーズの新顔なのでは……?
インドでは、モーターサイクル領域でロイヤルエンフィールドが大きなシェアを握っており、ミドルクラス(同社は350~750ccと定義)のレトロ系モデルを主力ラインナップとして世界市場にも打って出ている。
これに対抗すべくブランニューマシンを生み出したのはホンダで、2020年9月にインドでハイネスCB350を発表、のちにこれを日本ではGB350として発売した。また、ヤマハは空冷149ccのFZ-Xというやや小さめのレトロ系バイクをリリースし、こちらも人気を呼んでいるようだ。
カワサキインディアはというと、グローバル展開中のW800やZ650RSをラインナップしているものの、その上のZ900RSは未導入で、ミドルクラスのレトロ系バイクもない。この状況からみれば、インドネシアなどで販売されているW175を新たに導入するのではとも思えるのだが……。
じつは、ヤングマシンのスクープ班では「KLX230のエンジンを転用したレトロバイクが登場する可能性アリ」との情報を掴んでおり、これが国内ではメグロS3としてデビューする可能性が高いと踏んでいる。
メグロS3と想定しているそのモデルは、ようするにかつての人気車エストレヤが形を変えて復活するというストーリーを背負ったもの。これがグローバルモデルとして展開する際に、仕向け地によってW250(あるいはW230?)を名乗る可能性は十分にあるはずだ。
カワサキがアジア圏で持つ現行ミドルクラスのレトロ系モデルといえば、インドネシアやタイで販売中のW175、タイでエストレヤが名を変えて生き残っているW250があるわけだが、日本国内で排出ガス規制に適合できず消えていった経緯から、現行W250(=エストレヤ)がインドに導入される可能性は低いと言わざるを得ない。
となればW175なんじゃないかという話になるわけだが、インドの排出ガス規制BS6は欧州でいうユーロ5に近いもので、W175に今からFIM化などの環境対応を施して導入することで、ロイヤルエンフィールドの牙城へ十分なインパクトを与えることができるのかは疑問符が残る。もちろん、W175の導入によってひと回り小さいクラスから戦いを仕掛ける、という路線もあり得る話ではあるが……。
KLX230のエンジンであればユーロ5(BS6)への適合が難しくないとの情報もあり、250ccクラスでブランニュー登場となれば、インド市場におけるミドルクラスの尖兵としては魅力も十分だろう。ただし、ヤングマシン本誌2022年10月号でお届けしたように、メグロS3の予想登場時期は2023年秋、つまり来年だ。もし明日これが登場するとなるとつじつまが合わない部分もある──。
答え合わせは明日9月25日、もう間もなくだ!
アジアに息づくミドルWシリーズ
エストレヤの転生モデルがブランニュー「メグロS3」に?
復活したメグロの第2弾となる250cc版を想定。K3との整合性を意識してS3と仮に名付けている。モチーフはメグロ最後のモデルである1964年のメグロジュニアSG、またはS8あたりになるだろうか。エンジンはKLX230からの転用を想定している。
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