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3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、アプリリアのトゥアレグ660を取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:アプリリア
アプリリア トゥアレグ660 ショートインプレ
フロント21インチスポークホイールに、前後240mmのロングストロークサスペンションなど、かなりオフロード走行を意識したマシン作りが行われているトゥアレグ660。跨ってみると重量バランスがいいのだろう、車体が数値以上に軽く感じ、走ってみれば軽々とジャンプもこなす。
現行の21インチアドベンチャーモデルの中では最もオフロード性能が高い車体だと感じた。そのぶん高速巡行走行時などにはオフロードキャラ由来のネガも出るが、それにしても250ccトレールとは比べ物にならないほど快適。走行モードは4種類で、オフロード/インディビデュアル(ユーザー)では、エンジンマップ/トラクションコントロールなどのセッティング変更も可能。
【APRILIA TUAREG 660】■全長2220 全幅965 全高NA 軸距1525 シート高860(各mm) 車重204kg(装備) ■水冷4ストDOHC並列2気筒 659cc 80ps/9250rpm 7.13kg-m/6500rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量18L ブレーキF=ダブルディスクφ300mm R=ディスクφ260mm タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70R18 ●色:黄 赤 青×白 ●価格:154万円~156万2000円
【ライディングポジション】シート高860mmと数値上は高めだが、オフ車のようにサスよく沈み込むため両足のつま先がしっかり着けられる。ライディングポジションもオフロードスタンディング走行を強く意識した設定だ。
RS660に搭載される660cc/最高出力100psのエンジンを80psにリファインし、中低速のトルクを強化。
240mmのロングストロークを確保し、オフロードバイクのような初期がよく動くセッティングが施されている。
電子制御スロットルを搭載し、トラクションコントロール/クルーズコントロールも装備。走行モードは、アーバン/エクスプローラ/オフロード/インディビデュアルの4種類。
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