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【4/20】林道ビギナー向けラインディングテクニック〈内山裕太郎のチビテク講座|中編〉

前輪が石にさしかかった(上りになった)時に、マシンを失速させないようアクセルをじわーっと開けて加速していきます。写真ではマシン挙動をハッキリ見せるために、あえてアクセルを多く開けています。アクセルを開けると後輪が路面をグリップしてリヤサスペンションが縮み、フロントサスペンションが伸びているのが分かります。これが、リヤ荷重になってフロントが抜重された状態といって、加速状態(上り坂)ではこうしたマシン挙動になります。セローの前輪は路面から浮き、リヤ荷重になってフロントサスが伸びています。このままではフロントアップしてしまいます。これが上り坂なら、フロントがまくれ上がってしまい(サオ立ちと呼んだりします)、転倒の原因になります。