ヘルメットは転倒時の衝撃から頭を守るが、転倒の仕方や衝撃の強さによってはヘルメットごと頭が振り回され頸椎にダメージを受けることも。そのダメージを軽減してくれるのがネックブレイスなのだが、保護性能を高めた大きく頑強で特殊な形状もあり、オフロードコース走行に比べて林道ツーリングライダーの装着率は低い。そこで、ダートフリークがふた回り以上小型化した軽量なネックカラーをリリースしたので紹介しよう。
●まとめ/写真:ゴー・ライド編集部(ミヤシーノ 宮下豊史) ●取材協力:ダートフリーク
装着しているのを忘れるほどの軽量コンパクトな”ネックカラー”
オフロードバイク部品/用品を専門に扱うダートフリークが開発した「アトラスヴィジョン」は、従来のネックブレイスよりふた回り以上小型化され、ネックカラーというカテゴリーで開発された。薄く軽量で、装着感はもちろんあるものの、ヘルメットへの干渉もなく腕の動きも妨げないので、ライディング中は装着していることを忘れてしまうほどだ。
ダート走行時の予想外に激しい転倒はオフロードコース走行時に限ったことではなく、林道ツーリング時でも十分にありえること。そんな時、街乗りスタイルにも溶け込みやすくなったアトラスヴィジョンなら、気軽に装着できて深刻なケガを防げる。林道ツーリング装備にぜひ加えておきたいイチオシアイテムだ。
林道ツーリングにおける装着インプレッション
ジャージの下にプラスティック製ボディプロテクターを着用し、その上にアトラスヴィジョンを装着した状態で、高速道路を2時間ほど移動し林道へ進入した。林道は基本フラットダートだが所々に水たまりがある路面状況で、おもにスタンディングでの走行となった。
今までのネックブレイスだと、大型なためボディアクションをするとヘルメットと干渉してしまい、異物感を感じながらの走行になっていた。しかし、ヴィジョンにはそうした干渉がなく、ライディングに集中しているとその存在感も忘れてしまうほど。休憩時にバイクから降りた時も異物感がなく、装着したままでもトイレや水分補給をストレスなく行えた。簡単に装着できることもあり、ツーリングシーンでの装着が面倒にならない優秀なプロテクターだと思った。
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