初期ロットは200台!

ビモータがカワサキプラザ店で買える!! 「KB4」日本で正式発表、価格は437万8000円

カワサキモータースジャパンは、イタリアの高級ハンドメイドモーターサイクルブランド「ビモータ(bimota)」と日本総輸入元として契約を行い、EICMAで発表されたばかりの新型車「KB4」を2022年3月上旬に発売すると発表した。

●外部リンク: bimota公式サイト

プラザ店49店舗+モトコルセで販売、まずは200台のKB4のみでスタート

ビモータがついにプラザ店で買える! 2019年のEICMAでビモータの復活が宣言されてから、それを支援したカワサキは自社のディーラー網でもビモータを販売するのではと言われてきたが、ついに実現した形だ。

日本国内でビモータを取り扱うのは、プラザ店のうち49店舗(全店舗ではない)およびビモータとのかかわりが深いMOTO CORSE MUSEO(モトコルセ)で、計50店舗での販売が決まった。ただし、これはKB4のみであって、特殊なハブセンターステアリング機構を持つテージH2に関しては独自のノウハウが必要ということで、今のところは従来通りモトコルセのみが取り扱うことになっている。

また、EICMA 2021で同時発表されたネイキッド版の「KB4 RC」については、まだプロトタイプということで今回はお預けとされた。KB4は初期ロット数に限りがあるため、国内に導入されるのは200台、商談権は抽選となる。詳細は後日、専用HPにて告知される。

bimota KB4[2022 model]

12月15日に都内カワサキプラザで行われた発表会では、日本における総輸入元となったカワサキモータースジャパン・桐野英子社長がKB4をアンベール。 [写真タップで拡大]

ニンジャ1000SXのエンジンを搭載し、車重はマイナス42kg! コンセプトは「乗りやすくトルクフルで軽量な、600サイズの1000cc」

KB4は、カワサキが供給するニンジャ1000SXの自然吸気並列4気筒エンジンをビモータオリジナルのフレームに搭載し、徹底的に軽量化したコンパクトな車体と、1978年に始まったカワサキ×ビモータの歴代マシン「KB1」「KB2」「KB3」をイメージした「ビンテージ インスパイア-ド」のデザインが与えられている。

テージH2が搭載するスーパーチャージドエンジン(ニンジャH2ベース)と同様に、KB4が搭載するニンジャ1000SXの自然吸気エンジンもスペックは欧州仕様のベースモデルを踏襲。国内モデル比で言えば1psの違いはあるものの、中身は同じと考えてよさそうだ。IMUを軸とした電子制御システムもニンジャ1000SXを踏襲する。

エンジン/電子制御システムの詳細は下記の通りだ。

・104.5kW [142PS]@10000rpm
・Euro5対応
・IMU(慣性計測装置)
・コーナリングマネージメントファンクション(KCMF)
・トラクションコントロール(KTRC)
・パワーモード
・クイックシフター(KQS)
・電子制御スロットルバルブ(ETV)
・クルーズコントロール
・ECOインジケーター
・アシスト&スリッパークラッチ

フレームはエンジンの上側にマウントされたクロムモリブデン鋼(25CrMo4)フロントトレリスフレームと、アルミ削り出しのピボットプレートを連結し、これにスイングアームをマウントする。スイングアーム自体は3つのパーツを溶接することで構成されており、その全てがアンチコロダル(Anticorodal)というアルミ合金から削り出して製作しているというから驚きだ。また、ホンダで言うところのユニットプロリンクのような、ショックユニットのアッパーマウントがスイングアーム内に設けられた構造を採用している点も要注目だ。

このショックユニットのアッパーマウントは、カワサキが一時期採用していたエキセントリックチェーンアジャスターのような偏心機構を備えており、これを回転させることで車高を調整することができる。配布された写真ではショック自体にも車高調整機構が備わっているように見えるのも興味深いが、実際の車体ではショック下部にアクセスしにくい構造になっているので、偏心機構を使ったほうがよさそうだ。

フレームは前述の前半部分(トレリス)とピボットプレートのみの構成となっており、カーボンファイバー製のシートカウルがシートレールを兼ねる構造。燃料タンクはプラスチック製で、ボディワークのほとんどはカーボンファイバー製だ。ステムまわりもアルミ削り出しとされており、軽量化が徹底されていることがよくわかる。これらの結果、車重(装備状態)は194kgと、ニンジャ1000SXの236kgより42kgも軽くなっている。

前後重量配分へのこだわりも凄い。シート下にラジエターを設置することで、エンジン搭載位置を前方へ移動。これにより、1390mmというショートホイールベースながらスイングアーム長は555mmを確保し、前53.6%/後46.4%というビモータが理想とする重量配分に近づけている。ちなみに、シート下のラジエターはエキゾーストパイプの輻射熱を避けることができ、専用のダクトから走行風を押し込んでシートカウル下の負圧で吸い出す構造のため、走行中はかなりの冷却効果を発揮するはずだ。また、走行風が期待できない40km/h以下では冷却ファンを用いることで対応しているという。

装備は当然のように最高級品を奢る。前後サスペンションはオーリンズ製、ブレーキはブレンボ製、さらに本革シートを採用し、削り出しでアジャスター機構を備えたステップなどディテールもこだわりまくったものだ。

200台の初期ロットを手にするのは誰か。カワサキからの続報を待ちたい。

車体の詳細は以下の通り。

・クロムモリブデン鋼(25CrMo4)フロントトレリスフレーム
・オーリンズ社製前後サスペンションシステム
・軽量な車体(カーボンファイバー製ボディワーク&プラスチック製燃料タンクなど)
・車高調整機能
・アジャスタブルステップ
・ブレンボ社製ブレーキシステム(ラジアルマウントキャリパー、ラジアルマスターシリンダー)
・インテリジェントアンチロックブレーキシステムABS(KIBS)
・ピレリ社製スーパーコルサEVOタイヤ
・本革シート
・TFTカラーインストゥルメントパネル

Bimota KB4[2022 model]

主要諸元■全長2050 全幅774 全高1150 軸距1390 最低地上高140 シート高810±8(各mm) 車重194kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1043cc 142ps/10000rpm 11.3kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量19.5L■キャスター24°/トレール100.8mm ブレーキF=φ320ダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ220mmディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:437万8000円 ●発売時期:2022年3月

Bimota KB4[2022 model]

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Bimota KB4[2022 model]

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Bimota KB4[2022 model]ディテール

Bimota KB4[2022 model]

ビンテージスタイルのLEDヘッドライトはZ900RSと共通か。その左右下には、アンダーシートラジエターへ導風するためのエアダクトが設置されている。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

ホイールベースはニンジャZX-6Rよりも短い1390mm。アンダーシートラジエターによってエンジンを前方に搭載し、スイングアーム長は555mmを確保した。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

ヘッドライトと左右ダクトを別アングルで。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

左はクロムモリブデン鋼(25CrMo4)で出来たフロントトレリスフレームで、右はアルミ削り出しのピボットプレート。単体重量は明かされていないが、かなり軽そうだ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

大胆に肉抜きされたアッパーブラケットと、ボルト3本でしっかりとクランプするアンダーブラケット。イモビライザーの表記があるメインスイッチはニンジャ1000SXと同じものだろうか。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

スイングアームは削り出しによる肉抜きが施され、内側にリブが経った構造。ショックユニットのアッパーマウントはスイングアーム内にあり、リンク機構はバネ下で完結している。マウント部は偏心機構を備え、車高調整が可能だ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

外側からは内面の肉抜きが見えないよう隠されている。リヤショックは油圧式プリロードアジャスターを備え、リモートダイヤルは車体側にマウント。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

メーターはフルカラーTFTパネルを採用。ステアリングダンパーはオーリンズ製のツインチューブ式だ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

カーボンファイバー製ボディで覆われる中には樹脂製インナータンクがある。容量19.5Lで無鉛プレミアムガソリン対応。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

シートレールを兼ねるカーボンファイバー製シートカウルと、アンダーシートラジエターシステム。40km/h以下での冷却は電動ファンで対応する。シートカウル横にあるダクト孔から導風され、シート下に風が抜ける構造だ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

左右導風ダクトもカーボンファイバー製。ボリューム感がありデザイン上の大きな特徴になっているが、実車では想像よりもスリムに感じられる。内側には冷却水のリザーバータンクなど補機類がマウントされる。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

ステップにも偏心機構を備え、ポジションが調整できる。フットペグを含め、全てアルミ削り出しだ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

シートはなんと本革製。サプライヤーと思しき刻印がある。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

前後ブレーキシステムはブレンボ製。アルミ削り出しブラケット類の美しさにも注目だ。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]
Bimota KB4[2022 model]

エンジンは基本的にニンジャ1000SXを変わらない模様。マフラーも同様だが、サイレンサーカバー類はカーボン製になっている。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

シートカウル側面よりアンダーシートラジエターを望む。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

偏心機構はこのように。 [写真タップで拡大]

Bimota KB4[2022 model]

bimotaロゴ。 [写真タップで拡大]

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KB4ロゴ。 [写真タップで拡大]

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