“匠”と言えるカスタム/チューニング/ドレスアップブランドに、Z900RSの存在について語ってもらう企画の第3弾。今回は元プロライダーの新辰郎氏がプロデュースする、ストライカー。ゼファー1100でのイベントレース参戦などで知られ、サーキットから公道まで幅広く対応したパーツ群が有名だ。
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●外部リンク:ストライカー
TOTレーサーも進行中!
ZRX1200ダエグの絶版後に発表され、期待していた車両がZ900RSです。ゼファーやZRXのように息の長いカワサキの新しい顔になることが予測できたため、自社で車両を購入するなど積極的に開発を行いました。
開発は、マフラー、ステップキットから開始。同時に複数台の車両を確保できたため、スイングアーム等の開発も同時に着手しました。その後もガードスライダー、フェンダーレスキット等を開発し’18年春のMCショーにメインの車両として展示しました。ストライカーっぽさ、Zっぽさを演出するために、セパレートハンドルを装着して展示した所、思わぬ反響の多さに、ショーの閉幕直後から本格的にセパハンキットの開発に着手しました。
その後も常に新しいパーツの模索、開発、発売を続け、現在はサーキットとストリートとの併用を考えているユーザー様向けのサイドスタンド移設キットや、ハンドル周りのカスタム感アップ、ビレットヘッドライトステーが発売を控えている状況となります。
またカスタムベースとしての潜在能力は高いと考えています。その点も踏まえて現在、テイストオブツクバ参戦を目指し、レーサーの製作を進めています。
Z900RSならではの特徴として、他の車種ではあまりないくらい熱意のあるお客様が多いことに驚きます。想定した数を上回るご注文やお問い合わせ、ご質問が多く、今後にも期待させられます。売上げに関しても当社におけるかなりの範囲を占めており、カワサキ車の中では半数以上を占めます。
製品づくりで最も参考になるのは、お客様の声です。おかげ様で他車種にないほど多くのアイテムを生み出せています。特にセパハンキットはMCショーでの声の多さに商品化が実現したアイテムの代表格。また、開発中のサイドスタンド移設キットも、SNS等でのユーザー様のつぶやきや弊社のサーキット走行の実績から生まれました。
今後もお客様の声を反映していきます。Z900RSのパーツラッシュはしばらく止まりそうにありません。
セパハンキットが大反響!
ショーの反響を受け、製品化。レーシーな同社らしいアイテムだ。4ポジションから選択でき、ハンドルロックもOK。ジュラルミンA2017製で茶色もアリ。
ステップまわりも人気高し!
足の接地部分を「面」で捉え、長時間走行でも足の疲れを軽減。20/30mmバック、20/30mmアップの4ポジションが選択可能で、ペダルまでの距離も調整できる。
チタンフルエキゾーストも売れ筋
Zらしさを生かすため、敢えて4in1の集合スタイルを採用。集合内部はセパレート仕様で、中低速に強い4in2in1の特性を実現している。重量は驚異の4㎏台。STD比で約75%の軽量化に成功した。
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