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【Q&A】ブレーキキャリパーがラジアルマウント化されたのはなぜ?

ハイパフォーマンスバイクのほとんどが採用しているラジアル(放射)マウントのキャリパー。最近はミドルクラスや250ccクラスにも普及してきました。実際のところこのキャリパーのマウント方法のメリットは、どこにあるのでしょう?


●文: ライドハイ編集部(根本健) ●写真: カワサキ

A.フロントフォークの倒立化とともに、より高い剛性が求められるようになったから

ディスクブレーキを大量生産される市販車に初めて採用したのは、1969年に登場したホンダCB750FOUR。走行風が冷却に優位なはずと、当初はブレーキキャリパーはフロントフォークより前にマウントされていました。それが前輪のステア慣性を少なくするため、フロントフォークの後ろ側へマウントされるようになり、いまではラジアル(放射)マウントと呼ばれるフロントフォーク後ろ側の離れた位置にマウントされるようになりました(詳しくはコチラ)。

どうしてこのような位置にマウントされるようになったかといえば、まずフロントフォークが倒立タイプとなったことがあります(詳しくはコチラ)。


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