トライアル世界王者”フジガス”藤波貴久選手が現役を引退


●まとめ:ヤングマシン編集部(山下剛)

ホンダ・レーシング(HRC)契約でトライアル世界選手権を戦ってきた藤波貴久選手が、今季限りでの引退を発表した。

ホンダが配信したプレスリリースで、藤波選手は「26年間、トライアル世界選手権で戦い続け、今こそキャリアに幕を閉じるときが来たと確信しています。25年以上にわたって想像を超える戦績を残すことができ、とても幸せな26年間でした」とコメントし、チームやスポンサー、ファンへの謝辞を述べた。今後も何らかのかたちでトライアルに関わっていくという。

藤波選手は、’80年生まれの41歳。16歳のときHRCのライダーとしてトライアル世界選手権に参戦。’04年にはチャンピオンシップを制し、日本人初となるシーズン優勝を果たした。常にトップクラスを走り、日本と世界のトライアルを牽引してきた。

今季は94ポイントを獲得。総合6位でシーズンを終え、選手活動の幕を下ろした。

【藤波貴久】3歳からモトクロスをはじめ、13歳で全日本トライアルに参戦。15歳のときに優勝して最年少記録を更新した。世界選手権では21年連続トップ5を記録。

モンテッサCOTA 4RTで競技に挑む藤波選手。今季は開幕戦2日目に5年ぶりの優勝を決め、最年長優勝を記録した。


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