このコロナ禍にあって、山梨県内の感染者は驚異的に少ないという事実。徹底的な感染対策を施せば、普通に生活できることを証明しているとも言える。バイクで走ることは、心身のリフレッシュにも良いというのもまた事実。それなら、きちんとスタンス守って走り出そうじゃないか。今まで観光客が多いという理由で避けていた地元から程近い観光スポットを目指し、春の下道ツーリングを楽しんだ。
●文/写真:ウィズハーレー編集部(森下光紹) ●外部リンク: マイパフォーマンス
ローカルロードで行くショートツーリング
’21年の春は、駆け足でやってきた。3月の初旬にはもう桜が開花して、東京での満開は4月を待たずに宣言されるというスピードだった。しかし、いかんせんコロナの脅威で花見にも行けない状況だ。東京都心/神奈川/埼玉などの近県で感染者が増える一方で、感染者数が少ない県のひとつが山梨である。
ハーレーショップのマイパフォーマンスは山梨の甲府南にある。さすがに大勢でのマスツーリングは延期していたというが、心地よい春風に吹かれながらのランチツーリングを’21年初めて計画。人数は10人限定、お互いのディスタンスを保つという意識の中でスタートした。
目的地は同じ山梨県内の忍野八海。普段は大勢の海外観光客で溢れる当地だが、現在は地元近くの人しか訪れない状況ということと、近くに飛び切り美味い海鮮食堂があるということで、メンバーは集合場所を後にした。
高速道路も使用せず、すべてローカルロードで行くルートは快適そのもの。山に入ると遅咲きの山桜が咲き乱れて、澄んだ空気が心地良い。これぞツーリングの気持ち良さだ。鬱屈気味の気持ちをリフレッシュするのに、バイクツーリングはやはり最高である。
お目当ての昼食は「魚芳」という割烹料理店。この店の代表である矢野さんは生粋のハーレー乗りで、自分自身全国を旅しながら旬の食材を吟味してお店に出すというスタイル。しかもその上、驚くほど低価格で提供していた。
その後は、バイクを降りて忍野八海を散策。人気のまばらな観光地は寂しくもあるが、本来の落ち着いた姿を見せてくれて、これも十分に満足だった。
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