奥様とタンデムも計画?

ZX-10RRからZ900RSへ! 初めての愛車、砂浜でトラコンも試すジョナサン・レイ

既報通り、34歳にして初めてのバイク免許を取得したジョナサン・レイ選手は、スーパーバイク世界選手権で2015年~2020年と6連覇を続けている当代の絶対王者。レースから離れたバイクライフでは、日本でも爆売れのZ900RSを選んだようだ。喜びを隠せない動画が本人のYouTubeチャンネルで公開されたぞ!

6連覇のスーパーバイク絶対王者、Z900RS(2021年モデル)をゲットす

納車を前に、子供のようにウキウキが押さえられないジョナサン・レイ選手。グリーンの差し色が入ったメタリックブラックは特にお気に入りのようで、ディーラーでは似通ったグラフィックを持つニンジャZX-10Rも高揚しながら紹介し、ディーラースタッフとともに初めての愛車のバイクカバーを外す。

そこに現れたのは、2021年モデルのZ900RS、色名はメタリックブラックでグリーンのピンストライプが鮮やかだ。

「この色が欲しかったんだ。僕の住む北アイルランドにはこのカラーがあまり供給されなかったようでね。でも素早いデリバリーに協力してきれたカワサキUKには感謝してる」

そう語るレイ選手には、ディーラーのスタッフも笑顔があふれる。メーターの見方や各種セッティング方法、そして燃料タンクは目印よりも上に燃料を入れないようにといった基本的なレクチャーを受けるレイ選手の姿が新鮮だ。

「クイックシフターはないの?」

「ありません。レトロスタイルだから、これでいいんです」

「そうだよね」

といった会話が交わされ、いよいよスペアキーや取扱説明書が渡される。

「600マイル(約960km)走行までは4000rpmで走ってください。その後はすぐに点検に持ってきてくれれば。あと、このUSBメモリーにマシンの整備履歴など全てを記憶させます」

「取扱説明書は僕のモトクロスバイクよりも小さくてナイスだね。USBには何回ウイリーしたか覚えさせればいいの?」

そんなユーモアを交えた会話から、ついに走り出す。行先はとりあえずビーチだ。カメラマンに写真を撮ってもらいながらKTRC(カワサキトラクションコントロール)を試し、自宅(?)に戻ってからは簡単なインプレッション。

Jonathan Rea with Z900RS

「初めて自分のバイクで公道を走ったよ。レーシングマシンのテストと違って何を考えながら走ればいいのかもよくわからなかったけど、写真や動画を撮影しながら、ただ走ることを楽しんだ。トラコンは砂浜でもいい感じだね。とにかくいいバイク。ポジションは快適で膝の曲がりはおよそ90度、でもクルーザーじゃなくてスポーティ。エンジンもいいね。2速か3速で30マイル(約48km/h)で走ってもちゃんとパワーがある。(教習車の)Z650からのステップアップに最高だったよ。初めての公道走行はスローペースだったけど、周囲にはたくさんのドライバーがいるし、先が読めないエリアも多い。車間距離を意識して走るのがいい」

そう話しながら、Z900RSの気に入ったポイントを挙げていく絶対王者。奥様とは晴れた日曜日にタンデムで街に行ってコーヒーを飲みたいそうだ。

「私は2015年にカワサキでスーパーバイクの旅を始め、今ではバイクのライセンスと真新しいZ900RSを手に入れた。クラブカワサキのメンバーであり、毎年新しいバイクを購入する何千人もの人々と同じようにね。私はすでにロードバイクと車との違い、そして自由を楽しんでいます。カワサキが言うように。 “Let the Good Times Roll”」

Jonathan Rea with Z900RS

【動画】MY NEW BIKE[Jonathan Rea]


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