カワサキの大人気ネオクラシックモデル「Z900RS」にニューカラーの登場だ! ひとつは通称“青玉虫”で、1975年式のZ1が元ネタ。もうひとつは2004年モデルのゼファー1100/750/χあたりがモチーフと思われる、いわば“黒玉虫”。いずれも水平に引かれたゴールドのラインがアクセントになっている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:カワサキモータースジャパン
「青玉虫(キャンディトーンブルー)」と「黒玉虫(メタリックディアブロブラック)」の2色
カワサキはZ900RSにニューカラーを設定、2022年モデルとして発売する。従来のイエロータイガーことキャンディトーングリーンと、黒×銀のエボニーは廃止され、継続カラーなしの新色ラインナップになる。
今回のカラーリングのうち、キャンディトーンブルーと呼ばれる新色は1975年式のカワサキZ1(形式名Z1B)の復刻カラー。マニアには通称「青玉虫」と呼ばれる人気色だ。そしてもうひとつは、いわば「黒玉虫」と呼べそうなメタリックディアブロブラックで、こちらは2004年モデルのゼファーシリーズがモチーフとなっている。
2018年モデルのZ900RSは通称「火の玉カラー」と呼ばれる、1973年の初代Z1を再現したキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジで登場。2019年モデルは継続販売され、2020年モデルでは1974年式Z1をモチーフとした前述の「イエロータイガー」を採用した。そして今回は1975年式というわけだ。
いずれもブラック系のエボニーが併売されてきたが、2021年モデルではシルバーのストライプが入ったグラフィックとされ、これは2005年モデルのゼファーシリーズをモチーフとしていた。
今回はZ1系のオマージュカラーとしてZ1Bの青玉虫を採用し、一方のブラック系は前年モデルよりも年代を遡ったゼファーをオマージュした黒玉虫としているのが面白い。オマージュ&アレンジカラーの世界観は、まだまだ広がりそうだ。
主要諸元に変更はなく、価格は138万6000円に改められた。発売日は2021年9月1日。ABSとETC2.0を標準装備している。
KAWASAKI Z900RS[2022 model]
【KAWASAKI Z900RS[2022 model]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:138万6000円 ●色:青×金、黒×金 ●発売日:2021年9月1日
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