各メーカーが運営するミュージアム

ドラマや漫画だけじゃない聖地巡礼、バイクにもあるぞ!【ホンダ・ヤマハ編】

映画やアニメでは、すっかり浸透してきた“聖地”。もちろんバイクにだってあります。それが各メーカー運営のミュージアムです。すでにカワサキとスズキについてお伝えしましたが、もちろん残る2大メーカー、ホンダとヤマハにもあります。好きなメーカーの歴史や哲学を感じるもよし、周辺地域の観光も含めて旅行気分を楽しむのもよしな場所ばかりなので、その魅力の一端をご紹介いたします。


●記事提供:MOTO INFO ※本記事はMOTO INFOより転載

歴史的なモデルを眺めるだけでも楽しい!ヤマハ「コミュニケーションプラザ」

コミュニケーションプラザ(ヤマハ発動機本社敷地内)

ヤマハの企業ミュージアム、「コミュニケーションプラザ」は、東京から240km、静岡県磐田市にある発動機二輪開発部門の建物に隣接しています。

ヤマハ発動機の過去~現在、そして未来を解き明かすこの施設のキーワードは「コミュニケーション」。つねに「次の感動」を期待される企業を目指して、ヤマハ発動機の製品を愛するお客さんをはじめ、ヤマハ発動機グループ社員との交流を通じて、ともにスキルを高めあうことがコンセプトです。

コミュニケーションプラザ(ヤマハ発動機本社敷地内)

日本楽器から独立したモーターサイクル部門が「ヤマハ発動機」として発足したのは1955年、「コミュニケーションプラザ」は過去・現在そして未来を語り合える場を基本コンセプトに1998年7月に設立されました。

世界中で使われている様々な分野の製品、エポックメイキングな歴史製品の数々、そしてヤマハ発動機の最新の技術や活動、情報が集約されています。

1階には、世界に広がるヤマハ発動機の事業と製品を見学することができます。世界各地で愛されているバイクの数々、ボートや船外機、スノーモービル、四輪バギー、自動車エンジン、ゴルフカー、発電機など、”陸・海・空”で活躍する製品が展示されています。

大人気テレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」に登場する、あの電動スクーターとスイカのヘルメットも展示されていますので、なりきり撮影がおすすめです!

コミュニケーションプラザ(ヤマハ発動機本社敷地内)

2階には、企業活動や製品の歴史について、CMと共に年代ごと創業以来の代表的な製品が展示されています。ブランドの礎である”ヤマハのDNA”ともなっているレース活動についての展示がされているほか、関連する書籍や歴史的な刊行物などを見学できるライブラリも見どころの一つ。

また、年に一度行われる歴史走行車両走行会の動画がサイト内で閲覧できますので、展示されている車両が本当に走るように整備されていることがわかります。

コミュニケーションプラザ

住所:静岡県磐田市新貝2500
開館時間:9:00~17:00(日によって10:00~17:00)
※詳細な開館時間や定休日についてはWEBサイトをご確認ください。

ヤマハ「コミュニケーションプラザ」を絡めたおすすめ旅程

ヤマハつながりで、2018年7月にオープンした浜松市内にある音楽の方のヤマハ企業ミュージアム「イノベーションロード」とあわせて来訪がおすすめです。ピアノやギターなど、現行製品約100点が試奏できますので、楽器好きにはたまらない空間です。また、バイオリンの隣にヤマハ発動機が作った歴史的な製品第一号バイク「YA-1」が飾ってあるというコントラスト差もおもしろいです。

時間に余裕のある方は、竜洋海洋公園でオートキャンプを絡めれば、充実した週末を過ごせるはず!

Hondaの夢・情熱・歴史がつまった「ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール」

ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール

1997年「ツインリンクもてぎ」はオーバルコースとロードコースというアメリカとヨーロッパ両方のスタイルのレーシングコースを持ち、人と自然、人と人との出会いや結びつきをリンクさせ、感動・共感の輪を広げたいというコンセプトでオープンしました。

ホンダコレクションホールは、”Hondaの原点の心”を多くのお客さまに伝えることを目的に、Honda創業50周年の記念事業として1998年3月に開館しました。

ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール

創業者である本田宗一郎の熱い言葉が刻み込まれた壁面、伝説のフォーミューラーマシン、ドラマを生んだGPマシン、時代を彩った市販車など約300台を目の前にすることで、初見の方には新鮮に映り、当時を知る方にとっても記憶が色褪せずに甦ります。

ノスタルジックなマシンの数々は、現代の乗り物には無い”可愛らしさ”もあり、バイクやクルマに乗らない方でも十分に楽しめることでしょう。

ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール

これまでの歴代車両の展示はもとより、コロナ禍で来館できない方でも楽しんでもらえるよう、360°バーチャルツアーに加え、ARやVRを使ったコンテンツも充実させています。

お子さまには施設内にある工房で本物の工具を使って(電動モーターの)クルマを作ったりすることが体験できます。また目の前の試走路でデモ走行をする場面に遭遇することもあります。(詳細はWEBサイトでご確認ください)

何とも微笑ましい風景に出会えた方は、本当にラッキーです!

ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール

住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
開館時間: 10:00~17:00 または 9:30〜17:30
※コロナ禍もあり、開館日・時間等の詳細はWEBサイトをご確認ください。
※マスク着用、検温、アルコール消毒は密を避けるための制限等ご確認ください。
※ホンダコレクションホールの入館料は無料ですが、別途ツインリンクモテギの入園料および駐車料金が必要となりますので詳細はWEBサイトをご確認ください。

「ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール」を絡めたおすすめ旅程

ツインリンクもてぎの場合は、アトラクションや、アクティビティが沢山あり、また、宿泊施設もキャンプベース(グランピングもあります)からしっかりしたホテルまでありますので、ホンダコレクションホールを見学した後は、施設内のアトラクションで遊ぶも良し、テントや食べ物を持参して気軽にキャンプするも良しと、本当に様々な楽しみ方ができます。まさに、”Hondaの遊び心”を詰め込んだようなモビリティテーマパークです。

また、東京方面から向かう方は、常磐道または東北道のどちらのルートでも利用できます。時間がある方は、少し宇都宮で寄り道し、餃子を食べて帰路につくのが鉄板ですね!

2輪だけでなく4輪も、歴史的なレーシングマシンや市販車がズラリと並ぶ「ツインリンクもてぎ ホンダコレクションホール」。

いずれもバイク好きはもちろん、これからバイクに乗ろうと思っている方にとっても見応えバツグンな場所ばかり。さまざまな企画展が定期的に開催されていますし、何度足を運んでも新しい発見がありますよ。新型コロナウイルスの蔓延に伴い県外移動の自粛もありますので、今すぐに来訪は叶わないかもしれませんが、コロナ終息後の楽しみとして、記憶の片隅に留めておいていただけますと幸いです。


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