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【黎明期のDOHC】ホンダ CB450のバルブスプリング「トーションバースプリング」の挑戦


●記事提供:モーサイ編集部 ●レポート:神山雅道 ●写真:八重洲出版

吸排気バルブの動きを司るバネ=バルブスプリング

二輪車をはじめ現在市販される一般公道用のエンジンは、その多くがレシプロの4サイクルを採用しています。ピストンの上昇と下降に合わせ、カムシャフトにより適時吸排気バルブを開閉して吸気・圧縮・燃焼・排気を繰り返すシステムです。

この基本動作が、車両を走らせるための動力を生み出す源です。エンジンの排気量や仕様にもよりますが、アイドリングでも1分間におよそ300〜700回ほどこのサイクルを繰り返しています。まさに目にも止まらぬ速さで運動を続けていますね。

これを実現するための、非常に重要な部品のひとつが「バルブスプリング」です。バルブスプリングは1分間に数百回から、時に数千回の圧縮と伸長を繰り返すため、非常に過酷な条件に置かれる部品であり、追従性はもちろん高い耐久性が求められます。

そんな場所に、「ばね」としてだれもが想像する「コイルスプリング」が多く使われています。これは何十年も前から変わりません。古くはヘアピン型スプリングを採用したものもありましたし、ドゥカティのように開閉の作動をスプリングに頼らない機構もあります(デスモドロミック)。

また近年ではレースマシンを中心に、ニューマチックバルブと呼ばれる圧縮エアでバルブを閉じる機構もありますが、市販車エンジンに使われる主流はあくまでシンプルなコイルスプリングとなっています。

1965年に登場したホンダCB450はDOHC機構だけでなく、バルブスプリングも独特でした。


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