ハーレーダビッドソンジャパンは、ハーレー初の電動スポーツバイク『ライブワイヤー(LiveWire)』の予約販売を本日2020年12月3日に開始した。チャデモ(CHAdeMO)に対応し、5年間の走行距離無制限バッテリー保証も付帯するという。価格は349万3600円だ。
日本モデルは「オレンジヒューズ」と「ビビッドブラック」の2色展開
ハーレーダビッドソンジャパンは、同社初の電動スポーツバイク「ライブワイヤー(LiveWire)」を本日2020年12月3日13時より12月6日まで、東京・神田明神にて日本初展示をおこなっている。観覧は無料。この展示にともない、日本仕様の予約販売の開始を宣言し、マシンの詳細も明らかにされた。
もっとも気になる車両登録区分だが、これは250ccクラスのエンジン車両と同じ軽二輪登録に。となると、運転するための免許は普通二輪免許で……と思ってしまいがちだが、これについては2019年12月1日より施行された「電動バイクの免許区分見直し」により、定格出力定格出力 20kW超の車両は大型2輪免許が必要となるよう道路交通法施行規則を改正されている(一部に例外あり)。
ライブワイヤーの定格出力は未発表ながら、最高出力は102ps、最大トルクは11.63kg-mと、1000ccクラスのバイクに匹敵する高性能。これを運転するのに大型二輪免許(AT限定も含む)が必要となるのは自然な流れに思える。
ライブワイヤーはクラッチ操作不要でスロットルをひねれば即座に100%のトルクを発揮し、約3秒で100km/hに到達するほか、ライダーの好みや路面状況に合わせて7つのライドモードを盛り込んでいる。ちなみに日本向けモデルはアジアで最初の導入ということだ。
車体の底部にはH-D Revelation電動モーターがあり、その上(車体中央)には15.5kWhの高電圧バッテリーを搭載している。100%充電時の最大航続距離は約235km(シティモード時)で、普通充電(J1772)に加え、日本国内でも一般的な急速充電規格・CHAdeMO(チャデモ)に対応しており、街中やSA/PA、道の駅などでも手軽に充電が可能。さらに、バッテリーには5年間の走行距離無制限の保証も付帯する。車両本体の保証は3年間だ。
日本モデルは「オレンジヒューズ」と「ビビッドブラック」の2色展開で、予約販売は本日2020年12月3日から。納車は2021年2~3月となる予定だ。
HARLEY-DAVIDSON LiveWire[2021 model]
【HARLEY-DAVIDSON LiveWire[2021 model]】主要諸元■全長2135mm シート高795mm 車重266kg(装備)■H-D Revelation電動パワートレイン 最高出力75kW(102ps) 最大トルク114Nm(11.63kg-m) 変速機無し バッテリー容量15.5kWh■普通充電:1時間の充電で15km~15.8km走行(WMTC サイクル)/0から80%充電で10時間、0から100%充電で12.5時間 DC 急速充電:1時間の充電で239km~253km走行(WMTC サイクル)/0から80%充電で40分、0から100%充電で1時間 最大航続距離:市街地=235km、高速道路=152km■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:349万3600円 ●色:オレンジ、黒 ●予約販売開始日:2020年12月3日
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
8月の記事で掲載したように、電動バイクの免許区分が定格出力20kWを境に大型2輪免許を必要とする形に改正される。これについてのパブリックコメント募集が終了し、進展があったのでお伝えしたい。ハーレーダビ[…]
ハーレーダビッドソンが高性能な電動バイク、ライブワイヤーを正式発表し、MotoE選手権やマン島TTにおけるTTゼロクラスでも電動バイクがクリーンさと高性能をアピール。台湾のキムコは、1000ccスーパ[…]
水冷式三層ブラシレスモーターの出力を、ギヤボックスが90度変換させるときに発生する音を積極的に使ったサウンドチューニングが施され、ライダーに高揚感を与えている。この興奮、新感覚だ。 バイクの世界でもE[…]
プロストッククラスで43勝の記録を持つアンジェル・サンペイによって新記録誕生 ハーレーの電動バイクがドラッグレースで新記録を樹立した! 子の記録は、ルーカス・オイル・レースウェイで開催された「NHRA[…]
0-50km/hの加速は2.8秒、最大トルクは0-4650rpmの全てで7.34kg-m ビー・エム・ダブリューがBMW Motorrad(BMWの二輪車部門)初の電動スクーター「BMW C evol[…]
最新の記事
- 2025新型発売記念! スズキ SV650X試乗インプレッション【2022排ガス規制対応後版】
- スズキ新スクーター「e-アクセス」「アクセス」登場! 国内には新型アドレスとして導入か
- ヤマハ新「XMAX」登場! 電動スクリーン、4.2インチTFT&3.2インチLCDメーターなどを新採用【海外】
- 「終活考えなきゃな」バイクも無縁じゃない相続トラブル。財産を円滑に引き継ぐための3つの方法
- 「安くて助かる」100円ショップ「セリア」のインナーグローブ徹底レビュー! 【KOMINE製との比較つき】
- 1
- 2