詳細発表は近日、発売は2021年初春

トライアンフの新型「トライデント(TRIDENT)」が最終テスト段階に!【戦略価格の3気筒】

トライアンフは、「トライデント」の名を冠するミドルロードスターのプロトタイプを8月に発表。その約1か月後には、早くも最終テストを迎えるTRIDENTの試作車の姿を公開した。3気筒エンジンを搭載し、クラスをリードするテクノロジーと戦略価格で2021年初春に発売するという。

ロンドンデザインミュージアムでのデザインプロトタイプ発表に続くテスト写真を公開

トライアンフは、新型トライデントがイギリス、ヒンクレーでの最終テストに登場した姿を公開した。競争の激しいミドルサイズ(600~900ccあたり)のロードスターの中にあって、3気筒エンジンによるパワーとトルクの優れたパフォーマンス、クラスをリードするテクノロジー、扱いやすく敏捷性の高いハンドリングを武器に、競合に負けない価格設定で発売される予定だという。

その姿はほとんどデザインプロトタイプのシルエットを踏襲しているが、やはり走行可能なパーツが装着されると、グッと本物感が出てくる。テスト用のカモフラージュ柄は施されているものの、ブリティッシュデザインに4年間を費やしたというプログラムが完成に至ったことがよくわかる。

写真からわかる範囲では、フロントブレーキはニッシン製のピンスライド型2ポットキャリパーをダブルディスクに組み合わせ、SHOWA製倒立フロントフォークを採用。リヤブレーキは同じくニッシン製でシングルポットキャリパー採用している。ナンバープレートホルダーはスイングアームマウントとされているほか、スチール製と思われるパイプフレームも確認できる。リヤサスペンションにリンク式を採用しているかどうかは判別できない。メーターは丸いシングルタイプで、ヘッドライトはLEDライトにDRLを組み合わせていうるようだ。前後タイヤはミシュラン・ロード5か。

気になるのは3気筒エンジンの排気量だが、現状では想像するしかない。戦略価格のミドルロードスターというコンセプトから、600~800ccの間に収まると見るが……。

今回の写真は発売前の最終段階とされ、新型トライデントの完全な公開は今後数週間のうちに行なわれるという。発売は2021年初春。スタンダードなポジショニングのバイクが気持ちいい走りを魅せがちなトライアンフだが、トライデントは間違いなくそのラインにいるはずだ。完全公開を今から楽しみに待ちたい。

まさしくスタンダードなロードスターといったたたずまい。シンプルなつくりだけに軽快なハンドリングが期待できそう。

フロントはSHOWA製倒立フロントフォークに、ダブルディスク+ニッシン製2ポットキャリパー。もちろんABS装備。おそらくトラクションコントロールシステムも。

排気量は不明だが、おおよそ600~800ccに収まりそうな3気筒エンジンを搭載する。

トライデントのロゴは開発中のものだろう。カモフラージュ柄が施されてはいるが、燃料タンク容量は判別できる。ヘッドライトやメーターもシンプルそうだ。

湾曲スイングアームにショートマフラー、ニッシン製1ポットキャリパー、スイングアームマウントのナンバープレートホルダーなどが判別できる。

シートまわりはシンプルな構造ながら、タンデムも普通にこなせそう。


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