立て付けが良すぎる外装パーツを根気よく復元。その一部始終
【2ヶ月半ぶりのご対面】前回、アトラクティブでこの姿になったのは2ヶ月半前のこと。一般の修理でこれほど間が空くことはまずないので思い出せるか!?
フロントまわりからリヤに向けて分解したので、組み立てはリヤから。ビス類をビニール袋で管理したので完璧。
シート下のサイドカウルはテールランプを中心とした左右一体式。ペイント済みカバーを先に組み付ける。
フレーム後方からセット。ブラウンメタリックの純正カラーからパールホワイトになり、すでにイメージ一新。
フロントパネルはライトカウルとインジケーターパネルと一体で取り付ける。このような順序を把握することで二度手間を省ける。
「2ヶ月も前のことなんて覚えてないよね」と言いながら、手際良く作業を進める代表の後田吾郎氏(左)と今井晴彦メカニック。
【クラッシュガードの剛性が高い】5分割のクラッシュガードは車体左右から同時に取り付ける。カウルマウントのスチールパイプ製ガードの剛性が意外に高い。
ワンオフアダプターを介してデナリエレクトロニクス製ドライビングランプを仮付け。正式固定はヘッドライト横パネルの取り付け後。
【フォグ配線は隠し方がキモ】仮付けの理由は、ランプ配線を引き込む位置と方法を検討するため。ライト横パネルとステップ前パネルの合わせ部分を通すことに。
ステップ前パネルの一部にニッパで切れ込みを入れてヤスリで成形し、配線をカウル内に引き込んでランプのハーネスに接続する。
シート下のサイドカウルとヘッドライト横のパネルにつながるカバーがはまりづらい。隙間ができないよう収まりの良い位置を探す。
分解時に最初に外すライト横パネルに到達。デザイン上のアクセントとなる部分なので、傷つけず隙間が出ないよう慎重にセットする。
【緩急つけた作業で組み立て完了】「後付けのクラッシュガードも苦労したけど、何よりカスタムペイント済みパーツは慎重になるよね」と後田代表。手の掛かるスクーターの外装復元、ありがとうございました!!

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●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン ツアラテックジャパン アトラクティブ ●文/写真:栗田晃(モトメカニック編集部) ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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