’20年9月10日に発売されたカワサキのクォーター4気筒マシン「ニンジャZX-25R」。カワサキレーシングチームのスーパーバイク世界選手権ライダー、ジョナサン・レイ選手とアレックス・ロウズ選手が出演したティーザー動画から、一般ライダーに先駆けて初乗りしたファーストインプレッションをあらためて紹介する。
ティーザーとはいえ、2人のコメントにそそられる!
ジョナサン・レイ(以下JR):よかったでしょ?
アレックス・ロウズ(以下AL):正直、すごく楽しい!
JR:信じられないくらい(エンジンが)回るだろ?
AL:回るね。特にコーナー脱出時のサウンドが最高。
JR:クイックシフター、いいだろ?
AL:うん。特にオートブリッパーがいいね。コーナー手前でシフトダウンするのが楽しくなるよ。
JR:こいつはストリートでもサーキットと同じくらい楽しいと思う。
AL:同感。ボディの質感も高いし、とにかく楽しい。高速でも低速でも、意のままに曲がってくれる。
JR:シャーシがいいよね。ブレーキをかなり遅らせられるし、ギャップを吸収しながらもどんどん曲がる。
AL:ストリートでこのバイクを楽しむ人がたくさん出てきそう。
JR:早くみんなの感想を聞きたいよ。
AL:そうだね!
漢カワサキのマジがギンギンに伝わってくる!
JR:かっこいいね。
AL:そうだね。僕らの乗るレースマシンとよく似てる。
今を遡ること数ヶ月前。スペイン・ヘレス・サーキットへ冬期テストのために訪れた2人のカワサキSBKライダーを待っていたのは、彼らが戦うニンジャZX-10RRワークスレーサーの他にもう1台。それがいよいよ完成したカワサキの秘密兵器・ニンジャZX-25Rだった。
JR:このアグレッシブな造形、いいな。
AL:カラーリングもクールだね。金のロゴとハニカムデザインもマシンにマッチしてる。
JR:これ乗っていい?
AL:いいみたいだよ。軽く乗ってみたら?
これを聞くや、すかさずマシンにまたがりコースに飛び出していくジョナサン。スロットルをワイドオープンすると、流れ出すのは4気筒特有の甲高いスクリーミングサウンド。「軽く」と言いながらタコメーターの針はグングン上がり、あっという間にレッドゾーンの1万7000rpmに突入。5速160km/hから6速に入れたところでストレートエンドを迎えてしまった。ちょっと待て。直線が続けば250なのにまだ伸びるのか!?
そんな感じで始まった2人のティーザー動画の続きが上の会話。そこには、短いがZX-25Rの弾けっぷりがビシビシと伝わってくる、より印象的なコメントが並んでいた。まさに別次元のニーゴー4気筒がここに誕生したのだ。
●文:宮田健一 ●写真:カワサキモータースジャパン ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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