インドネシア仕様テストレポート

【試乗速報】ニンジャZX-25R「最高速186km/h、まだまだ伸びそうだ」50ps仕様に乗った!

ついに日本国内仕様が正式発表されたカワサキ「Ninja ZX-25R」。その2日前にインドネシアではプレス向け試乗会か行われていた。現地メディアの協力でテストレポートを入手したのでお届けしたい。50psフルパワーという現代の250ccスポーツ最強スペックは本物か?

車種別アーカイブ:カワサキ ニンジャZX-25R

このNinja ZX-25Rはパワーモード機能、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、およびKQS(カワサキクイックシフター)を備えている。

最初の試乗ではフルパワー、KTRCオフ、KQSオンに設定していみた。これにより、エンジン制御は完全にライダーに委ねられることになる。エンジンの動力はダイレクトに発揮され、後輪を駆動。タコメーターの針も跳ね上がる印象だ。

KTRCをレベル3にすると、リヤタイヤのスリップを防ぐのにとても有効だ。オフとレベル3の違いは非常に顕著であり、レベル3では絶対に滑らないのではないかと感じるほどだった。

同様に、パワーモードをローパワーにするとレスポンスが穏やかになり、エンジンフィーリングも全体に柔らかい印象になった。このローパワーモードでは最高出力が65%に抑えられ、スロットルバルブは手元の操作に対してゆっくりと開くからだ。都市部でのカジュアルな走りや雨天時に使えそうだった。

さあ、スピードアップしてサーキットを攻めてみよう。KQSはオートブリッパーを備え、シフトダウン時にも自動的に回転を併せてくれるが、2500rpmを下回ると作動しないので注意が必要だ。その領域ではクラッチレバーを使う必要がある。

KQSのパフォーマンスはスムーズで、確実にラップタイムを短縮するのに役立つ。サーキット走行会では非常に役立つアイテムだ。ギヤを落とすにはアクセルを閉じ、ブレーキを引きながらシフトペダルを踏むだけで、すぐにシフトダウンが行われ、エンジン回転がわずかにジャンプする。オートブリッパーはとても楽しい。

そうそう、いちおうKQSはオフにもできる。スピードメーターにあるKQSのロゴが消えるまで選択ボタンを押すだけだ。

電子制御と各種機能をテストする

主要諸元■全長1980 全幅750 全高1110 軸距1380 シート高785(各mm) 車重182kg[180kg](装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 249.8cc ボア×ストローク50×31.8mm 圧縮比11.5 最高出力50ps/15500rpm 最大トルク2.3kg-m/14500rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■キャスター24.2度/トレール99mm ブレーキF=φ310mmディスク+4ポットキャリパー R=φ220ディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17  ●現地価格:9600万ルピア[1億1290万ルピア] ●色:緑×黒(ABS SE)、黒×白(ABS SE)、青×黒(ABS SE)、黒(STD) ※諸元はインドネシア仕様ABS SE、[ ]内はSTD


●文:Harry Kriwil & Dimas Popo ●写真:F.Yosi & Didit DAB ●取材協力:GridOto.com ●翻訳:編集部 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

車種別アーカイブ:カワサキ ニンジャZX-25R

最新の記事