ヤマハは、クラウドファンディングの「Makuake(マクアケ)」で新たな「コト」プロジェクトを実施すると発表した。これはヤマハブランドの思いに共感する方々とともに、人々の可能性を拡げ、より良い社会と生活の実現を目指す取り組み。その第1弾として始動するのが「防災ライダーFIST-AID」である。
「防災×ライダー」…ライダーひとりひとりの知識と経験を分かち合う
9月1日、防災の日。ヤマハ発動機が「マクアケ」で開始したのは、ライダーたちが持つ災害対策の知識や経験をみんなで分かち合うためのプロジェクト「防災ライダーFIST-AID」だ。FISTとは英語で「拳」を意味する言葉。9月1日の防災の日に合わせ、自分たち自身の手で助け合おうという思いが込められている。
近年になって自然災害は頻度と激しさを増し、いわゆる「激甚災害」というものが毎年のように全国各地のどこかを襲うような状況になっている。しかし災害は準備をしているところに来るとは限らないのが現実だ。行政主導の対策も進められているものの、やはり限界はある。
そんな中、たとえば地震で寸断された道を、バイクの機動力を生かして進み、物資を届けたりといった例も聞かれる。いざというときに身を守るすべとして、バイクが有効活用できる場面もあるだろう。
ヤマハは、「私たちライダーは、どうすれば身を守り大切な人や街の力になれるだろうか?」という問いを立て、そこに経験の共有という答えを導き出した。「ライダーと防災の可能性を探るウェブマガジン・FIST-AID」を立ち上げ、そこでさまざまな知恵を募集し双方向に伝え合う。メーカーだけでできることの限界を超え、ライダーたちと一緒になって防災のノウハウを高めていこうという狙いだ。
そしてヤマハ発動機は9月1日、防災の日に株式会社マクアケ(以下、マクアケ)が運営する応援購入サービスMakuake(マクアケ)で、防災ライダープロジェクト「防災ライダーFIST-AID」を開始した。
応援購入のリターンは下記の3種類。支援で得られた収益は、教習所やバイク防災訓練活動などへ還元し運用される予定だ。
■リターンA:3500円
防災ライダーブックレット & FIST-AIDステッカーS【マクアケ限定】
■リターンB:2万2000円
いざという時のお守り I’ll BE BACK KIT【マクアケ限定】
■リターンC:2万5000円
リターンA+B+ステッカーLサイズ【マクアケ100セット限定】
ライダーと防災の可能性を探るウェブマガジン「FIST-AID」
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