ヤマハ R1-Z:わざわざフレームも専用品
新生RZとして、’88TZR250のパラツインを積んで登場。とはいえ、単純なカウルレスではなく、独自のスチールトラスフレームを採用し、端正なデザインが光る。右2本出しチャンバーが独特で、2次減速比やキャブも低中速寄りに変更。日常から2ストの加速を楽しめるキャラだ。’92でフレームを補強、’93で40ps化とともにラジアルタイヤを備えた。
実例物件サンプリング〈R1-Z〉いまなら良好物件が選べる
- 相場:55万円前後(約25~85万円)
- タマ数:多い
’90のデビュー後、2スト250の新車が絶滅する’99年まで販売されたため、タマ数は多い。2ストネイキッドで最も恵まれた存在だ。程度と相場はバラつきが激しいものの、選びやすく、50万~60万円台の層が厚い。
サンプル1:社外チャンバー付きの場合
ほぼ相場価格の車両。フレーム補強が施された’92だ。社外チャンバーも装備する。
サンプル2:バイク王では数台確保
外装がキレイな’90の45ps仕様。整備して安心して乗れる状態で購入できる。
ホンダ MVX250F:伝説入りが近いホンダの2スト
ホンダの2ストネイキッドは、クラス唯一の3気筒エンジンを積んだMVX250Fが有名。当時はトラブルが多かったが、対策済みできちんとメンテした良個体は爽快な走りを示す。NS250Fは、NS250Rのネイキッド版で、専用フレームを採用するなど手が込んでいた。どちらも中古は絶滅危惧種だ。
サンプル1:稀に出る絶品モノ
MVXと同程度に稀少。安いモノは20万円程度だが、大事に乗られた極上車も希にある。
●文:沼尾宏明 ●販売車両画像提供:グーバイク ●取材協力:グーバイクおよび各バイクショップ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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