復元されたRC335Cを42年ぶりに走らせる吉村太一氏。ホンダの前はスズキで全日本チャンピオンを獲得していた吉村氏は、’72年に新たな挑戦を開始したが、緒戦は苦戦が続いていた。それが、6月に開催された日本GP(兵庫県神鍋高原)ヒート2で独走優勝を果たすことに。そこからホンダの2スト技術は飛躍的に発展していった。
ホンダ広報部の高山正之氏が、この7月に65歳の誕生日を迎え、勇退する。二輪誌編集者から”ホンダ二輪の生き字引”と頼りにされる高山氏は、46年に渡る在社期間を通していかに顧客やメディアと向き合ってきたのか。これを高山氏の直筆で紐解いてゆく。そして、いち社員である高山氏の取り組みから見えてきたのは、ホンダというメーカーの姿でもあった。 連載第8回は様々なバイクレースを通じた広報活動について振り返る。 […]




































