その年のモデルからファン投票で人気ナンバー1を決める、ヤングマシンが誇るガチ企画「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー(MOTY)」。「スクーター」部門では、’18のフルチェンジで初優勝を遂げたPCXが2年連続で1位の座に就いた。
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スクーター部門〈総評〉人気コミューターが独走。MAX軍団も上昇中
’18年型のフルチェンジにより、前回初勝利を収めたホンダ「PCX」シリーズが連覇を遂げた。STDに加え、’19年型として投入された二輪初のハイブリッド、完全電動のエレクトリックも票に結びつき、今回の最多得票数を記録している。2位はオートマSSのヤマハ TMAX。PCXが台頭する’17年まで7連覇した強豪で、XMAX、NMAXの兄弟分も揃って順位を上げた。そして、ヤマハ ビーウィズがトップ10圏内に浮上。この部門でもオフテイストが支持を広げていると言える。
スクーター部門 第1位:ホンダ PCXシリーズ[711票]
最多得票数で2連勝マーク
’10年の初代以来、抜群の実用性とスタイルで好評だった「PCX」シリーズが、’18年の3代目で人気がより盤石に。前回と同じく、2位にほぼ3倍の大差をつけ勝利した。スマートキーなど装備も豪華だ。
ミニインプレ:一線を画す上質さ
高剛性フレームとワイドな前後14インチで安定感抜群。STDは中間加速が元気で上質。ハイブリッドは明確に力強く、電動版は約30km/hまでSTD並みの加速を見せる。
スクーター部門 第2位:ヤマハ TMAX530シリーズ[237票]
悲願の王座復活を狙う
スクーターのナリをした渾身のスポーツ車「TMAX」は、かつてV7を達成したモデル。ひとつ順位を戻した形だが、562cc化する次期型で待望の首位奪還なるか。
ミニインプレ:スムーズに加速し、鋭く曲がる
並列2気筒はフルオートマのCVTでシームレスに加速。アルミフレームと前後15インチの車体はバンク角が深く、キレも鋭い。
スクーター部門 第3位:ヤマハ トリシティシリーズ[189票]
さらなる刺激と安定へ
バンクできる前2輪+後1輪モデル「トリシティ」は、すっかり市民権を得た。125と155が用意され、欧州で300が新登場。250にも期待できる?!
ミニインプレ:二輪感覚なのにコーナーは安心
自然な操縦性で、乗車感はほぼ二輪と同じ。一方で、旋回時に前ブレーキをかけても車体が起き上がらず、安定感は絶大だ。
順位 | 得票数 | メーカー | 車名 | 前年順位 |
1 | 711 | ホンダ | PCXシリーズ | 1 |
2 | 237 | ヤマハ | TMAX530シリーズ | 3 |
3 | 189 | ヤマハ | トリシティシリーズ | 2 |
4 | 156 | ヤマハ | XMAX ABS | 8 |
5 | 144 | ホンダ | フォルツァ | 4 |
6 | 119 | ヤマハ | NMAX | 10 |
7 | 101 | ヤマハ | マジェスティS | 5 |
8 | 72 | ヤマハ | ビーウィズ125 | ― |
9 | 65 | スズキ | アドレス125シリーズ | 6 |
10 | 57 | ヤマハ | シグナスX | 9 |
’19年の人気マシンを2300人の一般投票で決めた「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー」。次ページでは外国車部門のランキングを発表する。
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