人気女性バイクタレントの勇気ある挑戦

下川原リサのクロスカブで日本一周〈4/4〉【4ヶ月1万9740kmの旅が彼女にもたらしたもの】

モデルやMCも務める人気女性バイクタレント・下川原リサさん。以前から持ち続けていた夢『バイクで日本一周』を実現すべく、相棒クロスカブ110を駆って出発。この日本一周は、リサさんにとって教科書に乗っていない旅。答えは自分で見つけなければならない。


●文:高橋剛 ●写真:高橋克也、下川原リサ ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

下川原リサのクロスカブで日本一周

【下川原リサ】ツインリンクもてぎエンジェル第15期生や、’15年のミスユニバース埼玉大会グランプリ獲得などを経て現在はBS11で放送中のバイク番組「大人のバイク時間MOTORISE」に出演するなど幅広く活躍。Twitterアカウント:@RisaSay

教科書に乗っていない旅が私を磨いてくれた

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ビビリが解消しつつあったリサさんだったが、旅を続けるうちに自分のもうひとつの変化に気付いた。

「第六感っていうのかな、なんか、今までより自分の感覚や感性が研ぎ澄まされるようになった気がするんです」

毎日毎日、安全第一でクロスカブに乗り続ける旅だったからこその変化だ。

リサさんは、心の中に生まれたゆとりを周囲への気配りにも割り振っていたのだ。後ろの車は追突してこないかな、クロスカブの調子はどうかな、あの人には話しかけない方がいいかも……。自分の身を守る直感がいつしか冴えわたっていた。

リサさんは、クロスカブでの日本一周で生まれ変わった。決して大げさではなく、今までの自分とは違う自分を見つけたのだ。

「クロスカブを選んで本当に良かったのは、マイペースで走れたこと。それに、私に近かったことです。『バイクに連れて行ってもらう』じゃなくて、『バイクを連れて行ってあげる』って感じ。生意気かなあ(笑)。

でも、私の旅は決して過酷じゃなかったけど、教科書にも載ってないんです。何があるか分からないのに、答えは用意されてない。自分で見つけなくちゃいけないんですよ。そんな旅を4ヶ月続けて、生命力って言うと大げさだけど、ちょっと自信がついたかな。

でもね、全然まだまだ(笑)。今は、なりたい自分になる途中。いろんな経験をしながらちょっとずつ自信をつけて、いろんな夢を叶えていきたい。自分がやろうと思ったことは、どんなことでもやっていくつもりです」

末っ子の甘えん坊の面影は、少しずつ消えつつある。リサさんは伸びをしながらこう言った。

「あーあ、もっと早くこういう旅を知ってたらな〜。もし自分がお母さんになったら、子供が学生のうちにバイクで行かせますよ。『さあ、免許を取って日本一周してきなさい』って」

「旅っぽさ」が最高!キャンプ

「自然の中で飲むお酒は最高でした!」とリサさん。日の出とともに目覚め、暗くなったら眠る。普段は見過ごしてしまう自然な体の感覚が呼び覚まされる。ただし「虫はやっぱり苦手」

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温かさにしみじみ感動。人々とのふれあい

バイク乗りはもちろん、そうでない人も。クロスカブに大荷物のリサさんを、温かく迎え入れてくれた。リサさん自身も常にオープンであるように心がけたそう。いい笑顔のオンパレード。

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頼もしい相棒・クロスカブ110

「クロスカブで大正解でした!」とリサさん。積載性が高くて燃費は60km/L以上、トラブルもなく、軽いから不安なくどこにでも入っていける。疲れ知らずでマイペースで走れたそうだ。

  • とにかくタフ!
  • 超低燃費!
  • 取り回しラクラク!

【スクリーン】コンパクトでスタイルを崩さず、高い風防効果が得られるAF-Asahiのミドルスクリーン。【センターキャリア】SP武川のセンターキャリアにはレインウエアを搭載。サッと着込めるから便利だったそうだ。【サイドバッグ】元々使っていたデグナー製。買った物などを積めるよう片側は空にしておいた。

全行程1万9740kmに及ぶクロスカブ日本一周の旅は、これでおしまい。リサさん、おつかれさまでした!

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