人気女性バイクタレントの勇気ある挑戦

下川原リサのクロスカブで日本一周〈2/4〉【4ヶ月1万9740kmの旅が彼女にもたらしたもの】

  • 2020/2/17
下川原リサのクロスカブで日本一周

モデルやMCも務める人気女性バイクタレント・下川原リサさん。以前から持ち続けていた夢『バイクで日本一周』を実現すべく、相棒クロスカブ110を駆っていよいよ出発した。最初のうちは旅慣れないためあまり楽しめなかったリサさんだったが、徐々に肩の力が抜けてくるにつれ、ご当地グルメを楽しむ余裕も。無理せずマイペースで、彼女なりの日本一周を目指す。

●文:高橋剛 ●写真:高橋克也、下川原リサ ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン

下川原リサのクロスカブで日本一周

【下川原リサ】ツインリンクもてぎエンジェル第15期生や、’15年のミスユニバース埼玉大会グランプリ獲得などを経て現在はBS11で放送中のバイク番組「大人のバイク時間MOTORISE」に出演するなど幅広く活躍。Twitterアカウント:@RisaSay

過酷すぎない日本一周で心を解放

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出発前日は涙が出た。「出かけてる間に愛犬が死んじゃったらどうしよう」「お父さんとお母さんがケンカしたらどうしよう」 細かいことが気になって眠れなかった。

だが、クロスカブにまたがっていざ旅が始まると、気がかりはあっという間に飛んでいった。「やりたいことをやろう」と覚悟が決まった。

ルートは簡単だ。5月に江ノ島を出発し、できるだけ海沿いをグルッと時計回りする。内陸部にも魅力的な土地はたくさんあるが、とりあえずは一周しようとリサさんは思っていた。

最初の2週間ほどはあまり楽しめなかった。どう旅をすればいいか分からなかったし、逆に、あちこち行かなければいけないような気もしていた。つまりは旅に慣れていなかったのだ。

少しずつ肩の力が抜けていく。クロスカブで走ることが当たり前になって、楽しむ余裕が出てきた。そうなるともう、止まらなかった。食欲が。

食べる、食べる。あちらで食べ、こちらで食べしながら、日本一周がのんびりと進行していく。「観光地よりグルメ」をポリシーに、決して無理をせず、マイペースを守った。

ビビリだったリサさんの中で、少しずつ冒険心が弾けていく。

「田舎に行くと、よく『うっ』と思うようなお店があるじゃないですか(笑) 今までだったら絶対自分ひとりでは無理だったけど、どんどん入れるようになったんです」

中はどうなってるんだろう。どんな人がいるのかな。何が食べられるんだろう……。好奇心のままに足を踏み入れるようになった。

「ビビリって結局、焦りなんだと思うんですよね。何かあっても対処できない自信のなさっていうのかな。いろんなことを先回りして考えすぎていたのかもしれない。だけど、旅を続けていくうちにどんどん心にゆとりが生まれてきたんです。『何とかなるだろう!』って(笑) だって、実際何とかなるんだもん。

自分が日本一周の旅をしているってこと自体が、その証明なんです。クロスカブでトコトコと走りながら、『何でも叶えられるんだな』『やってやれないことはないな』と思えるようになりました。それが心の余裕につながっていった」

バイクでの旅だ。天候も含めて、多少のツラさや思い通りにならないこともある。でも、「どんなことでも楽しんじゃえばいっか!」と思えるようになった。

リサさんは、クロスカブの上ですっかり解き放たれていた。

実は最大の目的!?〈グルメ〉

SNSで旅の様子を発信し続けたリサさんだが、写真の7割は食べ物!?「何がイチバンおいしかったかって? 決められないですよ〜」 つまり、全部おいしかったのだ。ここだけの話、旅を経て体重は3kg増えたとのこと。食は元気の源。いいのいいの。

下川原リサのクロスカブで日本一周
下川原リサのクロスカブで日本一周
下川原リサのクロスカブで日本一周

下川原リサさん、クロスカブで日本一周もすっかり旅慣れた様子。クロスカブでトコトコ走り、教科書には載っていないような旅を続けながら、日本の様々な美しい景色を慈しみ…。やがて自分の内面がどんどん変化していることに気づく。〈次のページへ続く

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