二輪車新聞調べによると、原付一種/二種を除いた2019年のバイク販売台数について、126〜250ccで最も売れたバイクはダントツでレブル250、251〜400ccはNinja 400、401cc以上はZ900RS/CAFEという結果だった。251〜400ccクラスのシェアはホンダがカワサキを抜きトップに。126〜250はホンダ、401cc以上はカワサキが独走する形となった。
●文:沼尾宏明 ●データ提供:二輪車新聞(バイク業界唯一の専門紙で、車種別販売データを独自に集計) ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
401cc~:Z900RSがダブルスコアでトップに
401cc以上のクラスは、前年’18年から500台減となるも、カワサキZ900RSが2位に2倍以上の大差をつけて販売1位。新作のホンダCB650R/CBR650Rの650兄弟も3位と好調だった。’19年5月に登場したカタナは、ベース車のGSX-Sと合わせて僅差の4位。ハーレーダビッドソンについては、各モデルとも前年と同程度の台数を維持した。
順位 | メーカー | 車名 | 台数 |
1 | カワサキ | Z900RS/カフェ(’17~) | 4147 |
2 | ハーレー | 1200カスタムほか | 2151 |
3 | ホンダ | CB650R/CBR650R | 1699 |
4 | スズキ | KATANA/GSX-S1000F(’17~) | 1646 |
5 | ハーレー | ファットボーイほか | 1568 |
6 | カワサキ | Ninja1000/Z1000(’17~) | 1530 |
7 | ハーレー | FLDEほか | 1320 |
8 | ヤマハ | MT-09 ABS/SP ABS(’17~) | 1042 |
9 | スズキ | SV650/X ABS | 1025 |
10 | ヤマハ | トレーサー900シリーズ | 1007 |
251cc~400cc:今回もNinjaが他を圧倒
’18年に登場した本格スポーツのカワサキ Ninja 400が2連覇。2018年の3138台をさらに上回った。モデルチェンジしたホンダ400XとCBR400Rも4→3位と好調だった。外国車勢も元気で、KTM 390デュークが376→648台と伸長。BMWは新作スクーターのC400GTが圏内に入った。
順位 | メーカー | 車名 | 台数 |
1 | カワサキ | Ninja400/Z400(’18~) | 3589 |
2 | ホンダ | CB400SF/SB(’18~) | 1903 |
3 | ホンダ | 400X/CBR400R | 1646 |
4 | ヤマハ | SR400(’18~) | 1628 |
5 | ヤマハ | YZF-R3 ABS/MT-03(’18~) | 1546 |
6 | KTM | 390デューク | 648 |
7 | BMW | G310GS | 351 |
8 | BMW | C400GT | 336 |
9 | ヤマハ | SR400(’10~) | 327 |
10 | BMW | G310R | 294 |
126cc~250cc:2年連続でホンダがワンツー
ホンダ レブル250は、’17年の登場以来毎年販売台数を伸ばし、’18年は8000台を突破。2年連続でPCXとワンツーを飾った。順位は4位まで前年と変わらず。フルカウル勢ではヤマハYZF-R25が前年より増加。新たにホンダCB250Rとヤマハ セローがランクインした。
順位 | メーカー | 車名 | 台数 |
1 | ホンダ | レブル250(’17~) | 8140 |
2 | ホンダ | PCX150(’17~) | 5388 |
3 | ヤマハ | YZF-R25/ABS/MT-25(’18~) | 5085 |
4 | ホンダ | CBR250RR(’17~) | 3107 |
5 | ホンダ | CBR250R(’18~) | 2716 |
6 | スズキ | Vストローム250(’17~) | 2655 |
7 | ヤマハ | マジェスティS (’18~) | 2643 |
8 | ヤマハ | セロー250(’18~) | 2519 |
9 | ホンダ | フォルツァ(’18~) | 2484 |
10 | カワサキ | Ninja 250/Z250(’18~) | 2284 |
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