GSX-S1000、GSX-S750、SV650

’20新車バイク総覧〈大型ネイキッド|国産車#5/5〉スズキ

攻撃的で独特なフォルムを持つビッグネイキッドクラス。1000㏄モデルはスーパースポーツの心臓を積むモデルが多い。一方でミドルクラスはフレンドリーな車両が多いのが特徴だ。このクラスの’20スズキ車は、カラー変更でひとまず静観。今後の動きに大いに期待だ。


●文:沼尾宏明、宮田健一  ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

GSX-S1000Fの兄弟車となるカウルレス仕様。専用装備としてハンドルマウントのビキニカウル+異型1眼ライトを採用。獣のキバをイメージしたLEDポジションライトや筋肉質なシュラウドも与えた。快活なエンジンは共通ながら、車重はFより5㎏軽量。サス設定もネイキッド向けに最適化され、フロントの軽快感は一枚上手だ。

【’20 SUZUKI GSX-S1000】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 148ps/10000rpm 10.9kg-m/9500rpm ■209kg(装備) シート高810mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●YM予想価格:115万2800円 ●発売予想時期:’20年春頃

’20海外仕様はマフラー色を黒に変更。新色の灰×黒を投入した。青、白は一部カラーを変更し、黒が廃盤に。国内では’19年型(115万2800円)が購入できる。

利便性は兄貴越え?ナナハンファイター〈GSX-S750〉

兄貴分のGSX-S1000と同様、野獣スタイルを与えたナナハンNK。GSX-R750直系の並列4 気筒をストリート向けにチューンして搭載する。最終減速比はローギヤード化され、加速感はスパルタン。3 段階+オフのトラクションコントロールや、兄貴分にはないローRPMアシストとイージースタートシステムも便利だ。’19国内仕様は98万7800円で販売中。

【’20 SUZUKI GSX-S750】■水冷4スト並列気筒DOHC4 バルブ 749cc 112ps/10500rpm 8.2kg-m/9000rpm ■212kg(装備) シート高820mm 16L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●YM予想価格:98万7800円 ●発売予想時期:’20年春頃

’20欧州仕様では、赤ホイールを採用した黒×白を新投入。既存の青は、マフラーを黒とし、サイドカウルなど一部の色を変更した。白は継続。

今や貴重な正統派Vツイン〈SV650〉

走りもスタイルもスタンダードを極めた、飽きの来ないネイキッド。スムーズに回転が上昇する90度Vツインを、美しくも軽快なトラスフレームに搭載する。自然なハンドリングと安楽なライディングポジションも美味だ。現行型は75万2400円で、白、銀、黒を設定。’20海外仕様では、新色の銀と黒が登場する。

【’20 SUZUKI SV650】■水冷4ストV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 76.1ps/8500rpm 6.5kg-m/8100rpm ■197kg(装備) シート高785mm 14L ■タイヤF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●YM予想価格:75万2400円 ●発売予想時期:’20年春頃

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