GSX-R1000R、Ninja ZX-10R/H2カーボン

’20新車バイク総覧〈大型スーパースポーツ|国産車#2/2〉スズキ カワサキ

’19年秋の東京モーターショーやEICMAが大いに盛り上がったことからもわかる通り、今年’20年は新車の当たり年。中でもスーパースポーツ1000㏄クラスは、究極の「走る・曲がる・止まる」を追求するとともに、レースを視野に入れた公認取得マシンとしての性格も併せ持つため、国産各メーカーの威信を賭けた戦いが繰り広げられるカテゴリーだ。前ページのホンダCBR1000RR-RとヤマハYZF-R1Mに引き続き、本ページではスズキGSX-R1000R、カワサキNinja ZX-10R/Ninja H2カーボンを紹介する。


●文:沼尾宏明、宮田健一  ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

“扱いやすい故に速い”をコンセプトとするカワサキの最高峰SS「Ninja ZX-10R」。’04年に初代がデビューし、’11でいち早く200ps、’19で+4ps(RR)を達成した。レースで強く、SBKではジョナサン・レイが5年連続でタイトルを獲得。’19年の鈴鹿8耐では、5連覇を狙うヤマハR1から見事栄冠を奪取し、26年ぶりにカワサキに優勝をもたらした。等間隔爆発の直列4気筒は、’19年型で高回転化を促進するフィンガーフォロワーを採用。全域でトルクが立ち上がりキレイに回転が伸びるため扱いやすく、頭打ち感もない。サブタンク付きのショーワ製バランスフリーフロントフォークをはじめ、電子制御スロットルやボッシュ製6軸IMUなど、SBKワークスマシンのノウハウを随所に注入するのも特徴。’20年型では、KRTカラーを最新SBKマシンと同様に変更し、ジョナサンの気分を存分に味わうことができる。

【KAWASAKI Ninja ZX-10R KRT EDITION】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 203ps/13500rpm 11.6kg-m/11200rpm ■206kg(装備) シート高835mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●価格:210万円 ●販売中

シフトアップインジケーターはLEDバックライトで、バーグラフ式のタコメーター自体が任意の回転数で点灯する。トラクションコントロールは5段階+OFF、パワーは3種類から選択でき、シフターも標準装備。

’19で全グレードのバルブ駆動を直打式からフィンガーフォロワーアームに。往復運動質量の20%低減を実現し、全域のパワー向上を実現した。STDでも203psだ。

Ninja ZX-10RR

レースを想定したRR仕様は、通常版より102g軽量なチタンコンロッドを採用。レブリミットは+600rpmとし、1ps上乗せした204psを発生する。加えて、専用チューンを施した前後サス、マルケジーニ鍛造ホイール、シングルシートもRRならではのアイテムだ。’19年に世界500台で限定生産され、シリアルナンバープレートも与える。

カワサキ Ninja ZX-10RR

【KAWASAKI ZX-10RR】●価格:298万1000円 ●販売中

カワサキ Ninja ZX-10RR

ZX-10RRは通常版のZX-10Rより102g軽量なチタンコンロッドを採用。

Ninja ZX-10R SE

減衰力の反応速度が抜群に速いセミアクティブサス=ショーワ製KECSを備えるSE。ロード、トラック、マニュアルの3モードからサス設定を変更でき、SSながら日常からサーキットまでカバーする懐の広さがウリだ。RRと同様にマルケジーニ鍛造ホイールを備え、シリーズで唯一、小キズを自己修復するペイントを採用している。

カワサキ Ninja ZX-10R SE

【KAWASAKI Ninja ZX-10R SE】 ●価格:270万6000円 ●販売中

カワサキ Ninja ZX-10R SE

反応速度が圧倒的なショーワ製電子サスペンションKECSを備える。

KAWASAKI:SBKの覇者〈Ninja ZX-10R KRT EDITION〉

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