ヤマハの1980年代のスポーツモデルのイメージを再現するXSR900がマイナーチェンジを施された。並列3気筒エンジンを搭載するMT-09をベースとし、ネオレトロな外観と現代的な走りと使い勝手を実現している。※タイトルカットは欧州仕様
[XSR900]新色ホワイトの赤フェンダーは’80年代TZ250やRZ250Rをイメージ?
ヤマハは、並列3気筒845ccエンジンを搭載する“ネオレトロ(Neo Retro)”ロードスポーツバイクの「XSR900 ABS」をマイナーチェンジし、2020年2月25日に発売する。
2020年モデルはポジションランプを追加したヘッドライトの採用に加え、カラーリングにも新機軸のアップデートを行い、新たにホワイトを設定。「ラジカルホワイト」と名付けた白をベースに塗装の塗分けによるレッドとブラックのラインをあしらっている。
フロントフェンダーはアルミ製ステーを介してマウントされる3分割タイプで、この赤いフェンダーが1980年代のTZ250やTZR250、RZ-Rといったイメージを彷彿とさせるのだ。どちらかというと、RZ-Rのイメージがより強いだろうか……。
独特のサウンドも魅力の並列3気筒エンジンは、アシスト&スリッパークラッチや2段階+OFFのトラクションコントロールシステムを採用。鍛造ピストン、メッキシリンダー、FSコンロッドに加え、オフセットシリンダーや不等長吸気ファンネルなどを備えた最新世代のつくりで、今やヤマハ製スポーツバイクの中核を担っている。
このほかCFアルミダイキャスト採用のフレームやラジアルマウントキャリパー、アルミ製タンクカバーにステッチ入りダブルシートといった装備に変更はない。主要諸元も従来型と同様だ。
なお、欧州モデルとして発表されていた初代RZ250オマージュの「80ブラック」は導入が見送られている。
YAMAHA XSR900[2020]
【YAMAHA XSR900[2020]】主要諸元■全長2075 全幅815 全高1140 軸距1440 シート高830(各mm) 車重195kg■水冷4ストローク並列3気筒 DOHC4バルブ 845cc 116ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:106万1500円 ●色:白、マットグレー ●発売日:2020年2月25日
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