
オリジナルがそのまま使われている部分がほぼない、徹底した最新テクノロジーで刷新された仕様のカワサキZ1。このコンプリートマシンを製作したのは、マグ鍛ホイールなどで知られるBITO R&D(ビトー アールアンドディー)だ。
●記事提供: ライドハイ編集部
パワフルさもハンドリングも最新ネイキッド並みに扱いやすく楽しめる
BITO R&Dといえば、カスタムパーツでマフラーはもとより鍛造ピストンからカムシャフトなどエンジン全般にFCRレーシングキャブレター、前後の専用サスペンションに加えて世界的に名高いマグ鍛ホイールを製造するメーカーという、実に広範囲に渡る高機能専門のブランドだ。
そしてそこに込められたパフォーマンスが、イメージしがちな切れ味の鋭い尖ったものではなく、優れた過渡特性という多くのライダーに掴みやすい感性にまとめられているところが一番の魅力なのだ。
その象徴がレジェンド代表のカワサキZ1をベースとしたコンプリートマシン。レストアを兼ねてカスタムする世界が、最新バイクを凌ぐパフォーマンスを発揮するという、想像を絶する世界が展開されるからだ。
誕生して半世紀も経つZ1。カワサキ初の大排気量4気筒は余裕のある耐久性が与えられていたメリットで、いまも多くが稼働状態で生き残る。しかしレストアして走らせると、さすがに旧さを感じさせる面は否めない。
ところがBITO R&DのZ1コンプリートマシンは、走りだすと完全に現代のバイク。最新のバイクと比較して遜色ないどころか、完璧に凌いでいるところだらけで、正直唖然とさせられてしまう。
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