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プロの整備現場から生まれた洗浄剤「MTLプロメンテシリーズ」:超音波洗浄機用で人と環境に配慮した中性タイプ

プロの整備現場から生まれた洗浄剤「MTLプロメンテシリーズ」:超音波洗浄機用で人と環境に配慮した中性タイプ

かつては業務用の高価な大型タイプか眼鏡店の店頭にあるような小型タイプしかなかったが、ここ数年でサイズのバリエーションが増え、リーズナブルになってきた超音波洗浄機。液体中に超音波を発生させた際にできる気泡(キャビテーション)が破裂する際の衝撃波で汚れを取り除く超音波洗浄は、洗浄物に直接触れないため傷つきやすい相手にも使用でき、穴の奥やネジ部の汚れまで落とせる利点がある。超音波洗浄の特性上、キャリパーにブレーキパッドが付いたままでもピストン周辺の汚れを落とすことができるため、フロントフォークから外したキャリパーを超音波洗浄機に入れるだけで洗浄が完了。そんな作業で活用したい、専用洗剤が登場したので紹介しよう。


●文/写真:栗田 晃 ●外部リンク:合同会社モトテック MTLデザイン事業部モトジョイ

「効率よく洗えるケミカルが欲しい」の声に応えた超音波洗浄機用

バイク整備の上での洗浄で大変便利な超音波洗浄機だが、洗浄液として何を使えば良いのか分からないというユーザーも少なくなかった。

一般的な水道水でも洗浄効果はあるが、機器の普及に合わせて利用者が増える中で「もっと効率よく洗浄できるケミカルが欲しい」という声が高まったのだ。

“ブレーキキャリパーやスロットルボディの洗浄に使いたい”というバイク業界のリクエストに応えて、モトテックMTLデザイン事業部が開発したのが「MTL‐101超音波洗浄機用濃縮バイオ洗浄液」。

成分はアルミやゴム、アルマイトに悪影響のない中性タイプ。生分解性とすることで廃液の処理も簡単で素手で、触れても問題ない。

食器用洗剤や洗濯用洗剤など一般的な洗剤は、泡で汚れを落とすため界面活性剤を含んでいるが、超音波洗浄用に特化したMTL-101は界面活性剤不使用。泡立ちを抑え、洗剤残りを少なくすることで洗浄後にベタつかない。

(1)【MTL-101 超音波洗浄機用濃縮 バイオ洗浄液2000ml】 ●価格:1万3200円
(2)【MTL-101 超音波洗浄機用濃縮 バイオ洗浄液500ml】 ●価格:4400円
(3)【MTL-101 超音波洗浄機用濃縮 バイオ洗浄液250ml】 ●価格:2750円
(4)【MTL-102強力マルチクリーナー 希釈用原液 4000ml】 ●価格:1万6500円
(5)【MTL-102強力マルチクリーナー 希釈用原液 500ml】 ●価格:3300円
(6)【MTL-102 3強力マルチクリーナーストレートタイプ 3倍希釈 500ml】 ●価格:2530円
(7)【MTL-102 5強力マルチクリーナーストレートタイプ 5倍希釈 500ml】 ●価格:2200円
(8)【MTL-102 10強力マルチクリーナーストレートタイプ 10倍希釈 500ml】 ●価格:1980円

グリーンの(1)〜(3)が中性の超音波洗浄機用濃縮バイオ洗浄液MTL-101、(4)〜(8)がアルカリ性のマルチクリーナーMTL-102シリーズとなる。MTL-101の3製品は濃度は同一で容量が異なる。MT-102は(4)と(5)が原液の容量違いで、(6)〜(8)は使いやすいスプレーボトル入りで希釈度が異なるクリーナーとなる。MTL-102は漬け込み、超音波洗浄機、ブラシやウエス併用などさまざまな方法で使用できる。

スロットルボディ洗浄にも適したMTL‐101、今回はキャリパーでテスト

実際にキャリパーでテストしたところ、水道水のみで洗浄した後にMTL‐101を希釈した水で再度洗浄すると、水道水だけでは落ちなかった汚れで槽が黒く濁り、洗浄液の効果を実感することができた。

より短時間で効果的な汚れ落としが可能となり、バイクショップの場合ならブレーキパッド交換にキャリパーの超音波洗浄をプラスすれば、付加価値の高い仕事をユーザーに提供することができるだろう。

MTL-101で洗浄したブレーキキャリパー(左)と洗浄前(右)の比較。キャリパーピストンの周辺はもちろん外側の汚れも落ちて、同じ色なのにワントーン明るく見える。

常温でも効果があるが、水温を40℃程度に加温すると洗浄効果はさらにアップする。希釈度は汚れに応じて50~100倍の範囲で調整する。

超音波を発生させた洗浄機に入れた途端、汚れがモヤのように立ち上ってくる。パッドグリスはどうなるの? と思うかもしれないが、超音波洗浄は硬い汚れに効果的な一方で柔らかい物には利きづらい特性があるため、グリスを洗い流すことはない。

15分程度で洗浄液は真っ黒に。超音波は気泡の破裂で洗浄するので、汚れは再付着しない。

洗浄前(右)と洗浄後(左)の差は歴然。界面活性剤不使用なので洗浄後のベタつきはない。

パッドを外すとキャリパーピストン周辺の汚れもしっかり落ちていることが分かる(左)。

アルミを侵さずオイルやカーボン汚れに効果的な強アルカリ「MTL-102」

またモトテックでは、強アルカリ性クリーナーのMTL‐102シリーズもリリース。こちらは油やカーボンや泥汚れに強いpH12以上の強アルカリ性ながら、アルミやゴムへの攻撃性がなく、希釈済みのストレートタイプはスクリーンやボディにも使える安全性を備えている。

手が届きやすくなった超音波洗浄機を備えたプロショップやサンメカにとって、魅力的なケミカルシリーズといえるだろう。

強力マルチクリーナーMTL-102の使用例。絶版車専門店のモトジョイでは、手間の掛かる洗浄作業にMTL プロメンテシリーズを活用している。

原液タイプは3~10倍の任意の希釈度で使用する。漬け置きはもちろん、超音波洗浄機でも使える。液温を40℃程度に温めることで洗浄効果が向上する。

燃焼室のカーボンが、ブラシ未使用30分程度で写真右のように落ちる。

汚れに応じて使い分けできる希釈済みスプレーボトルで使い勝手上々

MTL-102_3は3倍希釈、MTL-102_5は5倍希釈、MTL-102_10は10倍希釈済み。それぞれの希釈度は代表的なバイクの汚れに対応して設定してある。

MTL-102_5は固着したグリスや焼き付いたオイル、キャブレターの洗浄に最適。

数分間浸透させるだけでスプロケットのチェーンルブがスッキリ落ちる。

塗装の水あかやスクリーンについた虫の死骸落としにはMTL-102_10が便利。

ツヤが出るのに滑り止めになるコーティングスプレーも

MTLプロメンテシリーズにはコーティングケミカルもある。

ラインナップはまずツヤ出しと保護、汚れ防止効果のある強力被膜を形成するガラスコーティング剤の201。超音波洗浄機による脱脂洗浄後の表面処理に適する。

202はシリコン系とフッ素系の特性を合わせ持ち、浸透性撥水で油を弾き汚れの付着を防ぐ。

203はツヤを出しながら滑り止め効果があるのがポイントだ。

(1)【MTL-201 水性ガラスコーティング剤 60ml】 ●価格:3850円 / (2)【MTL-202 浸透性撥水、撥油、防汚処理剤 150ml】 ●価格:4730円 /(3)【MTL-203 滑り止めコーティングスプレー 420ml】 ●価格:4730円
MTLプロメンテシリーズにはコーティングケミカルもある。(1)はツヤ出しと保護、汚れ防止効果のある強力被膜を形成するガラスコーティング剤で、超音波洗浄機による脱脂洗浄後の表面処理に最適。(2)はシリコン系とフッ素系の特性を併せ持ち、浸透性撥水で油を弾き汚れの付着を防ぐ。(3)はツヤを出しながら滑り止め効果があるのが特長。

洗車後のコーティングは塗布面がツルツルになるのが当たり前で、使用場所に注意が必要という常識を覆すのが、MTL-203滑り止めコーティングスプレー。特殊フッ素シリコン化合物を主成分とし、その名の通りツヤが出るのに滑らないのが特長で、シートやタンクのニーグリップ部分に使うとマシンのホールド性が大幅にアップする。

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